茜色に焼かれるAKANEIRO
邦画2021年ドラマ2020年代石井裕也

茜色に焼かれる

観ていて苦しい映画です。それでも記憶に残ります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
石井裕也
出演
尾野真千子、和田庵、片山友希、オダギリジョー
上映時間
114分
公開
2021年5月

あらすじ(ネタバレなし)

田中良子は、7年前に夫を交通事故で失いました。加害者は元官僚の高齢者で、謝罪はなく、彼女は賠償金の受け取りを拒みました。

現在、彼女は花屋とデリヘルの仕事を掛け持ちし、中学生の息子と、認知症の義父を支えています。コロナ禍で、生活はさらに苦しくなっています。

息子は学校でいじめを受けています。それでも良子は「マシ、マシ」と唱えながら、日々をやり過ごしています。

ここが見どころ

「マシ」という口癖

何が起きても「まだマシ」と言う。その繰り返しが、後半で決壊します。

尾野真千子の演技

この役でいくつもの主演女優賞を受賞しました。笑顔のまま追い詰められていきます。

コロナ禍の描写

2020年の空気が、風景として記録されています。

この映画について:夫を事故で失った母子が、それでも「マシ」と言い続ける。

石井裕也は、この作品を明確な怒りから作ったと語っています。実際の事件を想起させる設定も含まれており、そこは意識的です。

登場人物はほぼ全員が理不尽に晒されています。救いは限定的です。

難点は、社会への告発が直接的すぎる箇所があることと、観ていて苦しいことです。

この作品の良さ

  • 尾野真千子の演技
  • 「マシ」という口癖の構造
  • コロナ禍の記録性

当サイトの評価

4.1/5.0

夫を事故で失った母子が、それでも「マシ」と言い続ける。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.0
音楽4.0
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

受賞
各映画賞 主演女優賞ほか
キネマ旬報
上位 2021年日本映画
IMDb
6.9 /10

尾野真千子は本作で複数の主演女優賞を受賞しました。

こんな人におすすめ

  • 社会派の邦画を探している人
  • 苦しい映画でも平気な人
  • 尾野真千子の演技を観たい人

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