異人たちALL OF US STRANGERS
洋画2023年ファンタジー2020年代山田太一原作

異人たち

静かですが、終盤でかなり効きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
アンドリュー・ヘイ
原作
山田太一『異人たちとの夏』
出演
アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、クレア・フォイ、ジェイミー・ベル
製作国
イギリス・アメリカ
上映時間
105分
公開
2024年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

ロンドンの高層マンション。脚本家のアダムは、ほとんど住人のいない建物で一人暮らしをしています。仕事も人間関係も停滞しています。

ある夜、下の階の住人ハリーが酒を持って訪ねてきます。二人は次第に近づきます。

同じ頃、アダムは郊外の実家を訪ねます。そこには、12歳のときに事故で亡くなったはずの両親が、当時のままの姿で暮らしていました。

ここが見どころ

両親との会話

40代の息子が、自分より若い両親に打ち明け話をする。この設定が持つ切実さが、全部を支えています。

1980年代の音楽

フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドやペット・ショップ・ボーイズ。時代と個人史が音楽で結ばれます。

終盤の反転

最後の数分で、それまでの意味が変わります。

この映画について:12歳のときに死んだ両親に、40代になって会いに行く。

原作は山田太一の小説で、1988年に大林宣彦が映画化しています。この英国版は、主人公の設定を変えることで、別の孤独を描いています。

「言えなかったことを、いまなら言えるか」という一点で組み立てられています。両親の反応が理想化されていないのが良い。

難点は、終盤の展開が唐突に感じられる人がいることです。

この作品の良さ

  • 両親との会話の切実さ
  • 1980年代の音楽
  • 終盤の反転

当サイトの評価

4.3/5.0

12歳のときに死んだ両親に、40代になって会いに行く。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.6
音楽4.7
演技4.8
余韻4.9

世間ではどう評価されているか

英国アカデミー賞
6部門 ノミネート
IMDb
7.6 /10
原作
山田太一 『異人たちとの夏』

英国アカデミー賞で6部門にノミネートされました。

原作は山田太一の小説で、1988年に大林宣彦監督により『異人たちとの夏』として映画化されています。

こんな人におすすめ

  • 喪失を扱った作品に関心がある人
  • 静かな映画が好きな人
  • 原作や1988年版を知っている人

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