あんのことA GIRL NAMED ANN
あんのこと
非常につらい映画です。それでも作られるべき作品だったと思います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 入江悠
- 出演
- 河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎, 広岡由里子
- 上映時間
- 113分
- 公開
- 2024年6月
あらすじ(ネタバレなし)
21歳の香川杏は、母から幼い頃に売春を強要され、覚醒剤の使用歴があります。祖母の介護も担わされています。
薬物の使用で逮捕された彼女は、刑事の多々羅と記者の桐野に出会います。多々羅は、彼女を更生させようと自助グループに繋ぎます。
彼女は初めて働き、初めて自分の名前で通帳を作ります。夜間中学に通い始めます。しかし2020年、コロナ禍が始まります。
ここが見どころ
河合優実の演技
この役で多数の主演女優賞を受賞しました。感情を出せない人物を、抑制で演じきります。
支援が途切れる
緊急事態宣言によって、繋がっていた場所がすべて閉じます。ここからの展開が最もつらい。
助ける側も完璧ではない
刑事の多々羅にも問題があります。単純な善人を用意しません。
この映画について:新聞記事の一行から作られた、21歳の女性の話。
実際に報道された出来事を基にしています。「支援が届いたのに、届き続けなかった」という一点が、この映画の核です。
入江悠監督は、新聞記事を読んで企画したと語っています。事実の重さに対して、演出は抑制的です。
難点は、観るのに相当な体力が要ることです。心の準備をして観てください。
この作品の良さ
- 河合優実の演技
- 支援の断絶という主題
- 助ける側も完璧にしない構成
当サイトの評価
4.3/5.0
新聞記事の一行から作られた、21歳の女性の話。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.1 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.7 |
世間ではどう評価されているか
- 受賞
- 各映画賞 主演女優賞ほか
- キネマ旬報
- 上位 2024年日本映画
- IMDb
- 7.2 /10
河合優実は本作で多数の主演女優賞を受賞しました。
実際に報道された出来事を基に企画された作品です。
こんな人におすすめ
- 社会福祉に関心がある人
- 重い題材に向き合える人
- 河合優実の演技を観たい人
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