スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
40年以上あらゆる映画に影響を与え続けている一本。いま観ると話は驚くほど素朴で、それこそがこの映画の強さだと分かる。
93分と短く、笑いも多い作品です。ただし監督個人をめぐる問題があるので、そこも書いておきます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
ニューヨークのコメディアン、アルヴィ・シンガーが、カメラに向かって語りかけます。恋人アニーとの関係がなぜ終わったのか、彼はそれを整理しようとしています。
テニスコートでの出会い、同棲、彼女の歌手としての成長、そして少しずつ噛み合わなくなる会話。物語は行き来しながら、二人の数年を組み立てていきます。
主人公が観客に直接話しかけ、字幕で本音を出し、アニメになる場面もある。形式の自由さが当時としては新鮮でした。
会話しながら、画面の下に二人が本当に考えていることが出る。会話の建前と本音を同時に見せる短い場面が有名です。
恋愛映画の作り方を変えた作品です。結ばれるかどうかではなく、なぜ終わったかを考える。この視点が以降の恋愛映画に広がりました。
ダイアン・キートンの存在が大きく、彼女の話し方や服装が当時の流行にまでなりました。
難点は、主人公の理屈っぽさが鼻につくこと、そして監督個人をめぐる問題により、作品をどう扱うかの議論が続いていることです。そこを承知のうえで観る作品だと思います。
終わった恋を、なぜ終わったのかだけ考え続ける。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.9 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.6 |
第50回アカデミー賞で作品賞を含む4部門を受賞しました。近年は監督個人をめぐる問題から、作品の扱いについて議論が続いています。
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