バービー
見た目は明るいですが、扱っているのは相当に重い話です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- グレタ・ガーウィグ
- 脚本
- ガーウィグ、ノア・バームバック
- 出演
- マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、アメリカ・フェレーラ
- 製作国
- アメリカ・イギリス
- 上映時間
- 114分
- 公開
- 2023年8月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
バービーランドでは、すべてが完璧です。毎日がパーティーで、バービーたちは大統領も医師も務め、ケンたちはその隣で待っているだけです。
ある日、定番バービーの身体に異変が起こります。かかとが地面につき、死について考えてしまう。原因は、現実世界で彼女を遊んでいる人間にありました。
彼女は現実世界へ向かいます。ついてきたケンは、そこで「男性が中心の社会」というものを発見してしまいます。
ここが見どころ
美術と衣装
実際に建てられた巨大なセットとピンクの塗料。CGに頼らない作り物感が、作品の主題と一致しています。
ライアン・ゴズリングのケン
笑いを一手に引き受けながら、「役割を与えられないこと」の悲哀も担います。この役でアカデミー助演男優賞にノミネートされました。
アメリカ・フェレーラの独白
女性に課される矛盾した要求を並べ立てる一連。直接的すぎるという批判もありますが、効果は絶大です。
この映画について:ピンク一色の世界から、人間の世界へ出る。
玩具会社が出資した映画が、その玩具が抱えてきた問題と、会社そのものを笑いの対象にするという構造は、かなり異様です。
主張は明快で分かりやすい。そのぶん深みには欠けるという批判も理解できます。ただ、この規模の商業映画でこれをやったことに意味があります。
難点は、終盤の展開がやや駆け足なことと、メッセージの提示が直接的すぎることです。
この作品の良さ
- 美術と衣装
- 自社を風刺する構造
- ライアン・ゴズリングの怪演
当サイトの評価
ピンク一色の世界から、人間の世界へ出る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.0 |
世間ではどう評価されているか
- 世界興行収入
- 約14.4億ドル 2023年最大
- アカデミー賞
- 歌曲賞 8部門ノミネート
- IMDb
- 6.8 /10
世界興行収入は約14.4億ドルに達し、2023年で最大のヒットとなりました。
第96回アカデミー賞で歌曲賞を受賞し、作品賞を含む8部門にノミネートされています。
こんな人におすすめ
- 色彩と美術を楽しみたい人
- 社会風刺が好きな人
- 話題作を押さえたい人
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