バットマン ビギンズBATMAN BEGINS
洋画2005年アクション2000年代ノーラン

バットマン ビギンズ

続編ほどの完成度はありませんが、この作品なしに『ダークナイト』はありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
クリストファー・ノーラン
脚本
ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
出演
クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ゲイリー・オールドマン
製作国
アメリカ・イギリス
上映時間
140分
公開
2005年6月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

幼い頃、目の前で両親を強盗に殺されたブルース・ウェインは、恐怖と復讐心を抱えたまま大人になります。

大学を辞め、行方をくらました彼は、アジアの山中で「影の同盟」という組織に拾われます。そこで師デュカードから、恐怖を武器に変える術を学びます。

ゴッサム・シティに戻ったブルースは、犯罪が街を蝕んでいる現実を目にします。彼は自らが恐れていたコウモリの姿を借り、街に立つことを決めます。

ここが見どころ

動機の説明に時間をかける

コスチュームを着るまでに1時間近く使います。ヒーローの誕生を心理の問題として組み立てたことが、以降のジャンルの方向を変えました。

ゴッサムの造形

非現実的な様式美を捨て、実在の都市に近い設計に変えています。撮影の多くが実景です。

マイケル・ケインの執事

アルフレッドを単なる従者ではなく、もう一人の父として置いた配役です。

この映画について:なぜコウモリなのか。そこから始めた一本。

アクション演出には難があります。格闘場面のカットが細かすぎて、何が起きているか分かりにくい。ここは続編で明確に改善されます。

一方で脚本は堅実で、恐怖という一語を全編の軸に通しています。悪役の作戦もその主題と結びついている。

単体では傑作とまでは言えませんが、三部作の土台として非常によく機能しています。

この作品の良さ

  • ヒーロー誕生を心理から組み立てた脚本
  • 現実寄りのゴッサムの造形
  • 配役の厚み

当サイトの評価

4.1/5.0

なぜコウモリなのか。そこから始めた一本。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.3
音楽4.3
演技4.4
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
ノミネート 撮影賞
IMDb
8.2 /10
シリーズ
三部作の1作目

第78回アカデミー賞で撮影賞にノミネートされました。

『ダークナイト』(2008年)、『ダークナイト ライジング』(2012年)と続く三部作の第1作です。

こんな人におすすめ

  • 『ダークナイト』の前に観たい人
  • ヒーローものの現実路線が好きな人
  • ノーラン作品を順に観たい人

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