秒速5センチメートル5 CENTIMETERS PER SECOND
邦画2007年アニメ2000年代新海誠

秒速5センチメートル

『君の名は。』とは正反対の結論です。短いですが、後味は重い。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

原作・脚本・監督
新海誠
音楽
天門
声の出演
水橋研二、近藤好美
上映時間
63分
公開
2007年3月

あらすじ(ネタバレなし)

第1話。小学校で親しかった貴樹と明里は、それぞれの引っ越しで離ればなれになります。中学1年の冬、貴樹は雪の中を電車で明里に会いに行きます。

第2話。種子島の高校に転校した貴樹に、同級生の少女が片思いをしています。第3話。社会人になった貴樹は、東京で仕事に追われながら、何かを失い続けています。

ここが見どころ

雪の夜の移動

第1話の大半は、遅延する電車で移動するだけです。会えるかどうかの不安を、待ち時間だけで描く

最後の踏切

第3話の終わり。すれ違ったあと、振り返らない。この数秒がこの作品の結論です。

この映画について:63分。誰も結ばれず、誰も救われない。

全編を通して、「距離は縮まらない」という一点だけが描かれます。物理的な距離、時間の距離、気持ちの距離。

映像は当時としても突出しており、光と背景の描写は63分すべてが見どころです。

難点は、救いがまったくないことと、主人公の内向性が延々と続くことです。共感できないと、ただ暗いだけの作品になります。

この作品の良さ

  • 待ち時間だけで不安を描く第1話
  • 光と背景の作画
  • 63分と短く密度が高い

当サイトの評価

4.4/5.0

63分。誰も結ばれず、誰も救われない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美5.0
音楽4.6
演技4.2
余韻4.8

世間ではどう評価されているか

公開規模
単館からの公開
IMDb
7.4 /10
実写化
2025年 実写映画版が公開

小規模公開ながら評価が高く、『君の名は。』以前の新海誠監督を代表する作品とされています。後に実写映画版も作られました。

こんな人におすすめ

  • 苦い結末が平気な人
  • 短い作品を探している人
  • 新海誠作品を順に観たい人

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