CITY OF GOD
洋画2002年犯罪2000年代ブラジル

シティ・オブ・ゴッド

暴力描写は強いですが、目を背けさせない作りです。ブラジル映画の代表作です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
フェルナンド・メイレレス、カティア・ルンヂ
原作
パウロ・リンス
製作国
ブラジル
上映時間
130分
日本公開
2003年6月

あらすじ(ネタバレなし)

リオデジャネイロの低所得者向け住宅地区「シティ・オブ・ゴッド」。1960年代から80年代にかけて、この地区は麻薬取引と抗争の場へと変わっていきます。

写真家を目指す青年ブスカペの語りで、地区の歴史がたどられます。幼いころから人を殺すことに躊躇のなかったリトル・ゼ、平和主義のベネ、そして復讐に走る青年。

ここが見どころ

テンポと編集

細かいカット、色の飛んだ映像、疾走感のある音楽。重い題材を、目を離せない速度で見せます。

アパートの部屋の変遷

一つの部屋が、住人を変えながら麻薬の拠点になっていく様子を、数十秒の早回しで見せます。地区の歴史を一室で表現。

この映画について:子どもが銃を持ち、子どもが子どもを撃つ。

暴力の連鎖を、外部から告発するのではなく内側から時系列で見せるという方法を取っています。だから誰が悪いという話になりません。

出演者の多くが実際にスラムに住む若者で、演技経験のない人々です。その手触りが作品の説得力になっています。

難点は、暴力描写が非常に強く、子どもが撃たれる場面も含まれることです。また、テンポの速さが軽さに見えるという批判もあります。

この作品の良さ

  • 内側から時系列で見せる構成
  • 編集とテンポ
  • 現地の若者を起用した手触り

当サイトの評価

4.7/5.0

子どもが銃を持ち、子どもが子どもを撃つ。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.8
映像美4.9
音楽4.7
演技4.7
余韻4.7

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
4部門 ノミネート
IMDb
8.6 /10
評価
最高位 21世紀のベストに挙がる常連

アカデミー賞で監督賞を含む4部門にノミネートされました。ブラジル映画が国際的に注目される大きなきっかけとなった作品です。

こんな人におすすめ

  • 強い描写に耐えられる人
  • 社会を描いた作品が好きな人
  • 編集のテンポを味わいたい人

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