THE SILENCE
OF THE LAMBS
OF THE LAMBS
『アメリ』の監督の原点にあたる作品ですが、味わいはかなり違います。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
食糧が尽きた近未来。荒れ果てた郊外に建つ一棟のアパートでは、一階の精肉店の主人が絶対的な力を持っています。
住人が求人に応じてやってくると、なぜか長続きしません。理由は、誰もが察していました。
そこへ、元道化師のルイゾンが管理人として住み込みます。彼は、店主の娘に出会います。
全編が黄土色と褐色で統一されています。ジュネの世界の作り方が、すでに完成しています。
ベッドの軋みに合わせて建物中の作業が同期する場面は、リズムだけで笑わせます。
菜食主義の地下組織という設定が、寓話としての奥行きを与えています。
食人を扱いながら、陰惨にならずに滑稽さへ寄せるのがこの作品の芸です。
物語は緩く、場面の思いつきを並べた構成に近い。そこが弱点でもあります。
題材が題材なので、苦手な人は最初の10分で降りると思います。
食糧難の時代。一階の肉屋は、いつも肉を切らさない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.4 |
| 演技 | 4.2 |
| 余韻 | 4.1 |
セザール賞で新人監督作品賞・脚本賞など複数の部門を受賞しました。
ジャン=ピエール・ジュネ監督は、後に『アメリ』を手がけています。
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