OF THE BEEHIVE
THE EXORCIST
エクソシスト
有名な場面ばかりが流通していますが、本編は前半が非常に地味です。そこが効いています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ウィリアム・フリードキン
- 原作・脚本
- ウィリアム・ピーター・ブラッティ
- 出演
- エレン・バースティン、リンダ・ブレア、ジェイソン・ミラー、マックス・フォン・シドー
- 上映時間
- 122分
- 日本公開
- 1974年7月
あらすじ(ネタバレなし)
女優クリスの娘リーガンに、原因不明の異変が起こります。奇妙な物音、人格の変化、そして身体の異常。医師たちは検査を重ねますが、原因を突き止められません。
医学的な説明がすべて尽きたとき、教会に悪魔祓いが依頼されます。母を亡くしたばかりで信仰に揺らぐ神父カラスと、経験を積んだ老神父メリンが、その儀式に臨みます。
ここが見どころ
前半の医療描写
延々と続く検査の場面。あらゆる科学的説明を先に潰しておくことで、後半の超常現象に説得力を持たせています。
神父の信仰の揺らぎ
カラスは悪魔を信じていません。信じていない人間が儀式に臨むという設定が、この作品の芯です。
この映画について:怖がらせる前に、1時間かけて信じさせる。
ホラー映画としての手つきが非常に真面目です。前半1時間は、ほとんど医療ドラマと家族の話。そこを丁寧にやるから、後半が効く。
音の設計も重要で、低い唸り、階上の物音、そして無音。視覚より聴覚で不安を作っています。
難点は、有名になりすぎた場面が先に知られていることです。また描写は強く、宗教的な文脈を知らないと分かりにくい部分もあります。
この作品の良さ
- 前半で科学的説明を潰しておく構成
- 信仰を失った神父という設定
- 音の設計
当サイトの評価
4.5/5.0
怖がらせる前に、1時間かけて信じさせる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.7 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 2冠 脚色賞・録音賞
- IMDb
- 8.1 /10
- 記録
- 初 ホラーで作品賞にノミネート
ホラー映画として初めてアカデミー作品賞にノミネートされました。公開時には社会現象となり、以降のホラー映画の作られ方を変えた作品です。
こんな人におすすめ
- ホラーの古典を押さえたい人
- 真面目に作られた恐怖が観たい人
- 強い描写に耐えられる人
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