ふつうの子どもORDINARY KIDS
邦画2025年青春2020年代呉美保

ふつうの子ども

子ども向けではありません。大人が観るべき作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
呉美保
脚本
高田亮
出演
嶋田鉄太、瑠璃、味元耀大
上映時間
97分
公開
2025年9月

あらすじ(ネタバレなし)

小学4年生の唐田千秋は、正義感が強く、ルールを守らない大人に納得がいきません。

転校生の心愛が、環境問題について熱心に語ります。千秋は感化され、給食の食べ残しや紙の無駄遣いを指摘して回るようになります。

しかし、正しいことを言えば言うほど、周囲との摩擦は大きくなっていきます。

ここが見どころ

子どもを見下ろさない演出

子どもの主張を、大人の視点から否定も肯定もしません。この距離感が全編を貫きます。

笑いの間

深刻な場面が、そのまま可笑しい。呉美保の演出が最もよく出ています。

終盤の行動

千秋が取る手段。大人が困る形で、正しさが暴走します。

この映画について:小学4年生が、環境問題に目覚めて行動を起こす。

扱っているのは、「正しさは、それだけでは人を動かさない」という身も蓋もない事実です。それを子どもの側から見せます。

呉美保は『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』の監督です。子どもの描き方に一貫した信頼があります。

難点は、97分の中で問題提起だけが残り、着地がやや曖昧なことです。

この作品の良さ

  • 子どもを見下ろさない演出
  • 笑いの間
  • 正しさの限界という主題

当サイトの評価

4.3/5.0

小学4年生が、環境問題に目覚めて行動を起こす。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.4
映像美4.4
音楽4.1
演技4.6
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

キネマ旬報
日本映画4位 2025年
監督
呉美保
上映時間
97分

第99回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画第4位に選ばれました。

こんな人におすすめ

  • 子どもを描いた作品が好きな人
  • 笑える社会派を探している人
  • 呉美保作品を追いたい人

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