GLADIATOR
洋画2000年アクション2000年代歴史

グラディエーター

歴史大作というジャンルを復活させた作品です。中身は驚くほどまっすぐな復讐譚です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
リドリー・スコット
出演
ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン
音楽
ハンス・ジマー、リサ・ジェラード
上映時間
155分
日本公開
2000年6月

あらすじ(ネタバレなし)

西暦180年。ローマ帝国の将軍マキシマスは、皇帝マルクス・アウレリウスの信頼が厚く、次の統治を託されようとしていました。それを知った皇帝の息子コモドゥスは父を殺し、帝位を奪います。

処刑を命じられたマキシマスは逃れますが、故郷に戻ったときには妻子はすでに殺されていました。奴隷として売られた彼は剣闘士となり、勝ち続けることでローマの闘技場へ、そして皇帝の前へと近づいていきます。

ここが見どころ

冒頭のゲルマニア戦

森の中の会戦。この一戦で主人公の指揮官としての格を提示してしまうので、以降の落差が効きます。

コロッセオの再現

実物大の一部セットとCGを組み合わせて、当時のローマを再現しています。公開当時としては画期的な規模でした。

リサ・ジェラードの歌声

言葉になっていない女性ボーカルが、主人公の記憶の場面で繰り返し流れます。この音が作品の切なさを一手に引き受けています。

この映画について:復讐劇としては単純。だから強い。

物語は極めて単純です。奪われた男が、奪った相手に近づいていくだけ。それでも155分持つのは、目的が最初から最後までぶれないからだと思います。

ラッセル・クロウの存在感と、ホアキン・フェニックスの弱さの演技が対になっているのも効いています。悪役が強大ではなく、みじめであるという設計が珍しい。

史実としてはかなり自由で、歴史映画として観ると引っかかる点は多いです。また、剣闘の場面はカットが細かく割られていて、動きが追いにくいという指摘もあります。ここは好みが分かれるところです。

この作品の良さ

  • 目的がぶれない、単純で強い構成
  • ローマの再現と美術の規模
  • リサ・ジェラードの歌声

当サイトの評価

4.4/5.0

復讐劇としては単純。だから強い。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.2
映像美4.8
音楽4.9
演技4.6
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
5冠 作品賞・主演男優賞ほか
IMDb
8.5 /10
影響
復活 歴史大作というジャンルを再興

第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞を含む5部門を受賞しました。

この作品の成功によって、下火になっていた歴史スペクタクル大作が再び作られるようになりました。2024年には続編も公開されています。

こんな人におすすめ

  • まっすぐな復讐劇が観たい人
  • 歴史大作の規模を味わいたい人
  • 音楽から入るのが好きな人

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