THE GODFATHERPART II
洋画1974年ドラマ1970年代コッポラ

ゴッドファーザー PART II

続編としてではなく、前作と合わせて一つの作品として観るべき一本です。200分と長いので、時間の確保だけは必要です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
フランシス・フォード・コッポラ
出演
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュヴァル
音楽
ニーノ・ロータ
上映時間
200分
日本公開
1975年4月

あらすじ(ネタバレなし)

1958年。父の跡を継いだマイケル・コルレオーネは、事業をラスベガスへ広げ、政界にも手を伸ばしています。しかし信頼できる者は減り、家族の中にも裏切りの気配が漂い始めます。

物語はもうひとつの時間軸を並走させます。1901年、シチリアで家族を殺され、単身ニューヨークへ渡った少年ヴィトー。彼が街で信用を得て、やがて「ドン」になるまでの過程が交互に描かれます。

ここが見どころ

二つの時間の対比

父は人を得ていき、息子は人を失っていく。同じ家族の物語を、上りと下りで同時に見せるという構成が、この映画の全部です。

ロバート・デ・ニーロの若きヴィトー

前作のマーロン・ブランドの所作と声を引き継ぎながら、若さも出す。台詞の大半がイタリア語という難役です。

この映画について:父が築いた過程と、息子が失っていく過程を並べて見せる。

続編が前作を超える例として必ず挙がる作品ですが、実際には前作の補足であり、否定でもあるという関係です。ヴィトーの側を見せることで、マイケルが何を失ったのかがはっきりします。

200分という長さは、二つの時間軸を並べたぶんです。ただ、どちらの物語も単独で成立しているので、長さのわりに散漫になりません。

難点は、前作を観ていないと人物関係が分からないことと、マイケルの側の話が終始暗いことです。前作にあった祝祭的な華やかさはほぼありません。

この作品の良さ

  • 上りと下りを同時に見せる構成
  • デ・ニーロの若きヴィトー
  • 前作の意味を後から書き換える関係性

当サイトの評価

4.9/5.0

父が築いた過程と、息子が失っていく過程を並べて見せる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本5.0
映像美4.9
音楽4.8
演技5.0
余韻4.9

世間ではどう評価されているか

米アカデミー賞
6冠 作品賞・監督賞ほか
IMDb
9.0 /10
記録
史上初 続編として作品賞を受賞

第47回アカデミー賞で作品賞・監督賞・助演男優賞など6部門を受賞。続編が作品賞を獲ったのは史上初で、前作と合わせて2作連続の作品賞受賞という記録も持っています。

こんな人におすすめ

  • 前作を観て気に入った人
  • 長い映画に時間を使える人
  • 構成の妙を味わいたい人

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