ハウ・トゥ・ハブ・セックスHOW TO HAVE SEX
洋画2023年青春2020年代同意

ハウ・トゥ・ハブ・セックス

題名から想像するより、はるかに真面目で苦い作品です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
モリー・マニング・ウォーカー
出演
ミア・マッケナ=ブルース、ララ・ピーク、サマンサ・ボードマン
製作国
イギリス
上映時間
91分
公開
2024年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

16歳のタラは、試験を終えた友人二人とギリシャのリゾート地へ来ています。目的は、飲んで踊って、羽目を外すことです。

タラだけがまだ経験がありません。友人たちは、それを冗談の種にします。彼女は焦りを感じています。

隣室に泊まる若者たちと知り合い、夜は続きます。そしてある夜、タラの身にあることが起こります。

ここが見どころ

音と光

クラブの音、ネオン、朝の白い光。楽しさと不快さが同じ質感で描かれます。

言葉にできない

タラは友人にも話せません。「何が起きたか自分でも整理できない」という状態が、正確に描かれます。

ミア・マッケナ=ブルース

笑顔のまま何かが壊れていく。台詞なしの表情だけで持たせます。

この映画について:卒業旅行のリゾート。楽しいはずの数日が、そうならない。

この作品が優れているのは、加害者を明確な悪人として描かないことです。当人にも自覚がありません。それが最も現実に近い。

「同意」をめぐる問題を、法的な議論ではなく、16歳の混乱として提示しています。

難点は、観ていて苦しいことと、解決が示されないことです。

この作品の良さ

  • 同意の問題の描き方
  • 音と光の設計
  • 主演の演技

当サイトの評価

4.1/5.0

卒業旅行のリゾート。楽しいはずの数日が、そうならない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.3
音楽4.2
演技4.7
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

カンヌ
ある視点部門賞 2023年
IMDb
6.9 /10
監督
長編デビュー作

2023年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、ある視点賞を受賞しました。

モリー・マニング・ウォーカーの長編監督デビュー作です。

こんな人におすすめ

  • 同意の問題に関心がある人
  • 10代を描いた作品を観たい人
  • 苦い映画でも平気な人

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