ハウ・トゥ・ハブ・セックスHOW TO HAVE SEX
ハウ・トゥ・ハブ・セックス
題名から想像するより、はるかに真面目で苦い作品です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- モリー・マニング・ウォーカー
- 出演
- ミア・マッケナ=ブルース、ララ・ピーク、サマンサ・ボードマン
- 製作国
- イギリス
- 上映時間
- 91分
- 公開
- 2024年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
16歳のタラは、試験を終えた友人二人とギリシャのリゾート地へ来ています。目的は、飲んで踊って、羽目を外すことです。
タラだけがまだ経験がありません。友人たちは、それを冗談の種にします。彼女は焦りを感じています。
隣室に泊まる若者たちと知り合い、夜は続きます。そしてある夜、タラの身にあることが起こります。
ここが見どころ
音と光
クラブの音、ネオン、朝の白い光。楽しさと不快さが同じ質感で描かれます。
言葉にできない
タラは友人にも話せません。「何が起きたか自分でも整理できない」という状態が、正確に描かれます。
ミア・マッケナ=ブルース
笑顔のまま何かが壊れていく。台詞なしの表情だけで持たせます。
この映画について:卒業旅行のリゾート。楽しいはずの数日が、そうならない。
この作品が優れているのは、加害者を明確な悪人として描かないことです。当人にも自覚がありません。それが最も現実に近い。
「同意」をめぐる問題を、法的な議論ではなく、16歳の混乱として提示しています。
難点は、観ていて苦しいことと、解決が示されないことです。
この作品の良さ
- 同意の問題の描き方
- 音と光の設計
- 主演の演技
当サイトの評価
4.1/5.0
卒業旅行のリゾート。楽しいはずの数日が、そうならない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.7 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- ある視点部門賞 2023年
- IMDb
- 6.9 /10
- 監督
- 長編デビュー作
2023年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で、ある視点賞を受賞しました。
モリー・マニング・ウォーカーの長編監督デビュー作です。
こんな人におすすめ
- 同意の問題に関心がある人
- 10代を描いた作品を観たい人
- 苦い映画でも平気な人
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