ヒューゴの不思議な発明HUGO
洋画2011年ファンタジー2010年代スコセッシ

ヒューゴの不思議な発明

子ども向けの見た目ですが、いちばん喜ぶのは映画好きです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
マーティン・スコセッシ
原作
ブライアン・セルズニック
出演
エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、ベン・キングズレー
製作国
アメリカ
上映時間
126分
公開
2012年3月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1930年代のパリ、モンパルナス駅。孤児のヒューゴは、駅の壁の中に隠れ住み、時計のねじを巻いて暮らしています。

彼が大切に持っているのは、亡き父が博物館で見つけた壊れた機械人形です。修理すれば父からのメッセージが出てくると信じ、部品を集めています。

駅の玩具店の老人に部品を盗んだことを咎められた彼は、老人の養女イザベルと出会います。二人は、この老人が何者なのかを調べ始めます。

ここが見どころ

駅の冒頭

長回しで駅の内部を駆け抜ける導入。3D上映を前提に設計された奥行きの使い方です。

メリエスの再現

実在の映画作家ジョルジュ・メリエスの撮影所を、当時の記録に基づいて再現しています。『月世界旅行』の制作風景が映像で見られます。

機械人形が描くもの

壊れた人形が動き出す場面。物語の要が、映画史の要と重なります。

この映画について:駅の時計の裏に住む少年と、忘れられた映画監督。

スコセッシは映画保存活動に長く関わってきた人です。この作品は、失われたフィルムをめぐる話であり、その活動の延長にあります。

児童向けの冒険譚としては、正直やや説明が多く、テンポも良くありません。ただ後半、メリエスの人生が語られ始めてからは別の映画になります。

難点は、対象年齢が読みにくいこと。子どもには長く、大人には前半が退屈です。

この作品の良さ

  • 映画史への目配り
  • 美術と奥行きの設計
  • メリエス撮影所の再現

当サイトの評価

4.1/5.0

駅の時計の裏に住む少年と、忘れられた映画監督。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.7
音楽4.3
演技4.1
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
5部門 撮影賞・美術賞ほか
IMDb
7.5 /10
題材
実在の映画作家 ジョルジュ・メリエス

第84回アカデミー賞で撮影賞、美術賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞の5部門を受賞しました。

作中に登場するジョルジュ・メリエスは実在の映画作家で、『月世界旅行』(1902年)などで知られます。

こんな人におすすめ

  • 映画史に興味がある人
  • 美術の作り込みを楽しみたい人
  • 家族で観る一本を探している人

配信を探す

各サービスで「ヒューゴの不思議な発明」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。