フラガールHULA GIRLS
邦画2006年ドラマ2000年代李相日

フラガール

型どおりの構成ですが、その型を非常に丁寧にやっている一本です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
李相日
出演
松雪泰子、豊川悦司、蒼井優、富司純子
音楽
ジェイク・シマブクロ
上映時間
120分
公開
2006年9月

あらすじ(ネタバレなし)

昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。エネルギーの転換で炭鉱の閉山が迫るなか、会社は生き残り策として常磐ハワイアンセンターの建設を打ち出します。

踊り子を募集するという計画に、町の反発は強いものでした。それでも集まった数人の娘たちに、東京から呼ばれたダンス教師・平山まどかが指導を始めます。

ここが見どころ

蒼井優のダンス

終盤のソロ。数か月の練習で本当に踊れるようになったという事実が、そのまま説得力になっています。

母娘の対立

娘の挑戦を許さない母。炭鉱で生きてきた世代と、そこから出ようとする世代の断絶が具体的に描かれます。

この映画について:炭鉱の町で、娘たちがフラダンスを踊る。

構成は完全に型どおりです。反対される、練習する、認められる。それでも効くのは、炭鉱町の現実が具体的に描かれているからです。失業も、方言も、寒さも。

松雪泰子と蒼井優が特に良く、二人の関係が師弟から対等に変わっていく過程が丁寧です。

難点は、予定調和であることと、感動の設計が見えやすいことです。ただ、実話を基にしていることもあり、都合の良さが目立たない範囲に収まっています。

この作品の良さ

  • 炭鉱町の現実を具体的に描く姿勢
  • 蒼井優のダンス
  • 世代間の断絶の描き方

当サイトの評価

4.5/5.0

炭鉱の町で、娘たちがフラダンスを踊る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美4.3
音楽4.6
演技4.9
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

日本アカデミー賞
最優秀作品賞 第30回
キネマ旬報
1位 2006年
IMDb
7.4 /10

第30回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞し、キネマ旬報ベスト・テンでも1位に選ばれました。常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の実話が基になっています。

こんな人におすすめ

  • 王道の感動作が観たい人
  • 実話ものが好きな人
  • 地方の産業の話に興味がある人

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