違国日記A FOREIGN DIARY
邦画2024年家族2020年代ヤマシタトモコ

違国日記

「分かり合えない」ことを前提にした、珍しい家族ものです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
瀬田なつき
原作
ヤマシタトモコ
出演
新垣結衣、早瀬憩、夏帆、瀬戸康史
上映時間
139分
公開
2024年6月

あらすじ(ネタバレなし)

両親を交通事故で亡くした15歳の田汲朝。親族が集まる葬儀の席で、誰も引き取り手が決まりません。

そこへ、母の妹である高代槙生が「うちで引き取る」と言い出します。人と関わることが極端に苦手な35歳の小説家です。

槙生は姉を嫌っていました。朝にもそう告げます。二人の共同生活は、そこから始まります。

ここが見どころ

「わたしはあなたを愛せないかもしれない」

最初に槙生が朝に告げる言葉。関係の前提を、嘘なく置きます。

新垣結衣の役柄

人当たりの良さで知られる俳優が、対人が苦手な人物を演じています。配役の転換として成功しています。

早瀬憩の起用

オーディションで選ばれた新人。抑えた芝居が槙生と噛み合っています。

この映画について:人付き合いの苦手な小説家が、姪を引き取る。

この作品の要点は、「家族だから分かり合える」という前提を最初に捨てることです。二人は最後まで他人のままです。

原作の長い物語から、二人の関係の始まりに絞っています。その判断は正しい。

難点は139分の長さと、脇の人物の描写が薄いことです。

この作品の良さ

  • 関係の前提を嘘なく置く構成
  • 新垣結衣の配役転換
  • 早瀬憩の起用

当サイトの評価

4.1/5.0

人付き合いの苦手な小説家が、姪を引き取る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.2
音楽4.1
演技4.6
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

原作
ヤマシタトモコ 漫画
受賞
各映画賞 新人賞ほか
IMDb
6.8 /10

原作はヤマシタトモコの漫画『違国日記』です。

こんな人におすすめ

  • 血縁でない家族の話が好きな人
  • 静かな作品を探している人
  • 原作漫画が好きな人

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