十一人の賊軍ELEVEN REBELS
邦画2024年時代劇2020年代白石和彌

十一人の賊軍

『十三人の刺客』が好きな人には合うと思います。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
白石和彌
原案
笠原和夫
脚本
池上純哉
出演
山田孝之、仲野太賀、尾上右近、野村周平
上映時間
155分
公開
2024年11月

あらすじ(ネタバレなし)

1868年、戊辰戦争。越後の新発田藩は、新政府軍と旧幕府軍の間で立場を決めかねています。どちらにつくかで藩の存亡が決まります。

藩は時間稼ぎのため、砦を守る囚人部隊を編成します。死罪が決まっている11人に「守り切れば無罪放免」と告げるのです。

彼らは互いを信用していません。それでも、砦を守るために協力せざるを得なくなります。

ここが見どころ

集団戦

後半、砦での戦闘が長く続きます。仕掛けを順に使っていく構成は、『十三人の刺客』に通じます。

囚人たちの造形

全員が犯罪者で、同情できる人物ばかりではありません。そこを美化しないのが良い。

笠原和夫の脚本

『仁義なき戦い』の脚本家が1964年に書いたものが原案です。組織に使い捨てられる者への視線が一貫しています。

この映画について:死罪の囚人11人が、砦を守る捨て駒にされる。

藩という組織が、人間を数として扱う。その構図が全編を貫いており、笠原和夫らしい主題です。

白石和彌の演出は血が多く、直接的です。時代劇としては現代的な暴力描写です。

難点は155分の長さと、人物が多く区別しにくいことです。

この作品の良さ

  • 後半の集団戦
  • 囚人たちを美化しない造形
  • 組織批判という主題

当サイトの評価

3.9/5.0

死罪の囚人11人が、砦を守る捨て駒にされる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.8
映像美4.3
音楽4.0
演技4.4
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

原案
笠原和夫 1964年の脚本
受賞
各映画賞 ノミネート
IMDb
6.7 /10

原案は『仁義なき戦い』などの脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した脚本です。

企画が実現しないまま60年が経過し、本作として映画化されました。

こんな人におすすめ

  • 集団戦の時代劇が好きな人
  • 『十三人の刺客』が好きだった人
  • 流血描写に耐性がある人

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