キル・ビルKILL BILL VOL.1
洋画2003年アクション2000年代タランティーノ

キル・ビル Vol.1

物語より、様式を浴びる映画です。血の量は相当なので注意してください。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
クエンティン・タランティーノ
音楽
RZA
出演
ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、栗山千明、千葉真一
製作国
アメリカ
上映時間
111分
公開
2003年10月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

結婚式の予行演習の場で、花嫁は仲間だった暗殺集団に襲われ、頭を撃たれます。四年後、彼女は病院のベッドで目を覚まします。

動かない足を動かせるようになるまで待ち、彼女は復讐のリストを作ります。標的は元同僚たち、そして組織の頭であるビル。

沖縄で刀鍛冶を訪ね、日本刀を手にした彼女は、東京の裏社会を率いるオーレン・イシイのもとへ向かいます。

ここが見どころ

青葉屋の乱闘

八十八人衆を相手にした長尺の殺陣。途中でモノクロに切り替わり、最後は雪の庭での一騎打ちへ。様式美だけで20分近くを引っ張ります。

アニメーションの挿入

オーレンの過去をアニメで見せる一節。プロダクションI.Gが制作を担当しています。

音楽の趣味

梶芽衣子『修羅の花』、ナンシー・シナトラ、RZAのビート。選曲だけで一つの作品になっています。

この映画について:日本刀、青いジャージ、そして雪の日本庭園。

この映画は物語を語ろうとしていません。タランティーノが好きな映画のパーツを、順番に見せているだけとも言えます。それを堂々とやりきったところが価値です。

千葉真一、栗山千明、日本のロケ地と、日本の観客には別の楽しみもあります。ただし描かれる日本は明らかに現実ではなく、映画の中の日本です。

難点は流血量です。誇張された演出とはいえ、苦手な人には厳しい。Vol.2とセットで一本の話なので、単体では終わりません。

この作品の良さ

  • 青葉屋の殺陣
  • 選曲の趣味
  • 様式を貫く潔さ

当サイトの評価

4.1/5.0

日本刀、青いジャージ、そして雪の日本庭園。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.7
音楽4.9
演技4.2
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

興行
世界的ヒット 2部作として展開
IMDb
8.2 /10
撮影
日本ロケあり 北野武スタジオほか

当初は1本の作品として撮られましたが、長尺のため2部に分割して公開されました。Vol.2は2004年公開です。

殺陣の指導は千葉真一が務めており、日本の時代劇・任侠映画への参照が全編に置かれています。

こんな人におすすめ

  • 様式的なアクションが好きな人
  • 流血描写に耐性がある人
  • 映画の引用遊びを楽しめる人

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