キネマの神様IT'S A FLICKERING LIFE
邦画2021年家族2020年代山田洋次

キネマの神様

作品の外の事情を知らずに観るのが、たぶん一番よいです。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
山田洋次
原作
原田マハ
出演
沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、宮本信子、北川景子
上映時間
125分
公開
2021年8月

あらすじ(ネタバレなし)

現在。79歳のゴウは、ギャンブルと借金で家族に迷惑をかけ続けています。妻の淑子も娘の歩も、もう諦めています。

1960年代。若き日のゴウは、撮影所の助監督でした。監督になることを夢見て、脚本を書き続けています。

彼が書いた『キネマの神様』という脚本は、ついに撮られませんでした。半世紀後、その原稿が思わぬ形で見つかります。

ここが見どころ

撮影所の場面

1960年代の映画製作の現場。山田洋次自身がその時代の助監督だった記憶が反映されています。

沢田研二の起用

当初の主演俳優が降板した経緯があり、急遽の代役でした。それでも役に馴染んでいます。

映画館の場面

スクリーンを見上げる人々の顔。この監督が繰り返し撮ってきた画です。

この映画について:映画を愛した男の、報われなかった一生。

夢が叶わなかった人の話です。山田洋次の作品としては珍しく、報われない人生を最後まで報われないまま描きます。

コロナ禍と主演の降板という事情の中で作られた作品で、脚本も大きく変更されたと伝えられます。そのためか、構成にちぐはぐさがあります。

難点はその点と、125分がやや長いことです。

この作品の良さ

  • 撮影所の描写
  • 報われない人生を描く姿勢
  • 沢田研二の存在感

当サイトの評価

3.7/5.0

映画を愛した男の、報われなかった一生。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.5
映像美3.9
音楽4.0
演技4.4
余韻3.9

世間ではどう評価されているか

原作
原田マハ 小説
監督
山田洋次 89本目
IMDb
6.2 /10

原作は原田マハの同名小説です。

当初予定されていた主演俳優の降板を受け、脚本が大きく変更されて製作されました。

こんな人におすすめ

  • 映画製作の裏側に興味がある人
  • 山田洋次作品を追いたい人
  • 報われない話でも平気な人

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