キングダム 大将軍の帰還
1作目から5年かけて積み上げてきたものが、この1本に集まっています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- 佐藤信介
- 原作
- 原泰久『キングダム』
- 出演
- 山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、佐藤浩市
- 製作国
- 日本
- 公開
- 2024年7月
- 興行収入
- 80.3億円
あらすじ(ネタバレなし)
秦と趙の戦いは、馬陽の地で佳境を迎えていました。秦軍を率いるのは、六大将軍の生き残りである王騎です。
対するは趙の三大天・龐煖。かつて王騎から大切なものを奪った人物でもあります。個人的な因縁と、国同士の戦が重なります。
信と飛信隊は、王騎のもとで数々の任務を与えられてきました。この戦いで彼らが目にするのは、大将軍と呼ばれる者が何を背負っているのかという現実です。
ここが見どころ
大沢たかおの王騎
1作目から少しずつ出番を増やしてきた人物が、ついに中心に置かれます。体格の作り込み、独特の口調、佇まい。実写化の成功例として語られ続けるのはこの役です。
一騎打ちの重量感
巨大な矛を振るう戦いを、速さではなく重さで見せています。当たれば終わるという緊張が、画に出ています。
シリーズ4作分の蓄積
信の成長も、嬴政の変化も、5年かけて積み上げられてきたものです。実時間の経過が、そのまま説得力になっているのがこのシリーズの強みです。
この映画について:シリーズ4作目にして、ようやく王騎の番が来る。
シリーズものの醍醐味が最もよく出た一本です。ここまでの3作は、この作品のための準備だったと言ってもいい。王騎という人物に観客が入れ込んだ状態で本題に入れるという贅沢な構造になっています。
佐藤信介の演出は相変わらず手堅く、大規模な戦闘と個人の対決を交互に見せる配分が的確です。物量に頼るだけでなく、静かな場面をきちんと作っている。
弱点は、原作を知らない人への配慮が薄いことです。人物の関係も因縁も、前作までを観ていることが前提になっています。ここから入るのは不可能です。
興行収入80.3億円は、2024年公開の実写邦画で最高でした。シリーズ4作の累計は235億円に達しており、日本の実写映画としては異例の規模です。
この作品の良さ
- 大沢たかおによる王騎の造形の完成
- 速さでなく重さで見せる一騎打ち
- シリーズ4作・5年分の蓄積が効く構造
- 大規模戦闘と個人戦の配分
当サイトの評価
シリーズ4作目にして、ようやく王騎の番が来る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.5 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.3 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- 興行収入
- 80.3 億円
- シリーズ累計
- 235 億円(4作)
- 公開4日間
- 22 億円超(邦画実写歴代最高オープニング)
2024年7月公開。公開4日間で興行収入22億円を突破し、邦画実写作品として歴代最高のオープニング記録となりました。
最終興行収入は80.3億円で、2024年公開の実写映画では第1位。シリーズ4作の累計興行収入は235億円に達しています。
こんな人におすすめ
- シリーズを1作目から観ている人
- 大沢たかおの王騎を観たい人
- 大規模な戦闘場面が好きな人
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