IN THE
LOST LANDS
洋画2026年SF2020年代アメリカ

ロストランズ 闇を狩る者

原作者と監督の組み合わせを見た時点で、おおよその想像はつきます。その想像を裏切らない作品でした。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ポール・W・S・アンダーソン
出演
ミラ・ジョヴォヴィッチ、デイヴ・バウティスタ、アーリー・ジョバー、フレイザー・ジェームズ
原作
ジョージ・R・R・マーティンの短編小説
製作国
アメリカ
日本公開
2026年1月1日

あらすじ(ネタバレなし)

文明が崩壊した後の世界。人々は教会の支配下に置かれ、魔術は禁じられています。そんな中で、魔女グレイ・アリスは危険な依頼を受けます。

求められたのは、狼に変身する能力。それを得るためには、〈ロストランズ〉と呼ばれる無法の荒野へ足を踏み入れなければなりません。

案内人として同行するのはボイス。二人は荒野を進みますが、教会が差し向けた処刑人アッシュが背後に迫っていました。

ここが見どころ

世界観のビジュアル

崩壊した都市と荒野を、彩度を落とした画で見せます。ポール・W・S・アンダーソンはこの種の画作りを長年やってきた人で、安定感はあります。

ミラ・ジョヴォヴィッチ

『バイオハザード』シリーズの主演として知られる人で、監督とは長年の組み合わせです。この種のアクション役における身のこなしは相変わらず良い。

デイヴ・バウティスタ

寡黙な案内人役で、体格を活かした立ち姿だけで説得力を出しています。台詞が少ないほうが良い俳優だと思います。

この映画について:『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者の短編を、あの監督が撮る。

ジョージ・R・R・マーティンの短編が原作ですが、『ゲーム・オブ・スローンズ』のような政治劇を期待すると完全に外れます。これは荒野を移動しながら戦うタイプの活劇で、原作の持ち味とは別のところを目指しています。

問題は、CGの処理が全体に均質すぎることです。背景も人物も同じ質感になってしまい、荒野の広さや危険さが身体的に伝わってこない。画としては整っているが、手応えがないという状態が続きます。

脚本も駆け足で、人物の動機に踏み込む余裕がありません。なぜグレイ・アリスが依頼を受けたのか、という部分がもう少し立っていれば、話に芯が通ったはずです。

とはいえ、90分台で始まって終わるタイプの娯楽作としては、これはこれで需要があります。年始の公開作としては気楽に観られる部類でした。

この作品の良さ

  • 崩壊後の世界のビジュアルの安定感
  • ミラ・ジョヴォヴィッチのアクション
  • デイヴ・バウティスタの立ち姿
  • 難しいことを考えずに観られる

当サイトの評価

3.4/5.0

『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者の短編を、あの監督が撮る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.2
映像美3.8
音楽3.6
演技3.4
余韻3.2

世間ではどう評価されているか

原作
ジョージ・R・R・マーティン の短編小説
監督
ポール・W・S・アンダーソン 『バイオハザード』
日本公開
2026 年1月1日

『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者ジョージ・R・R・マーティンの短編小説を実写映画化したダークファンタジーです。

監督は『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン、主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。長年の組み合わせによる作品で、日本では2026年1月1日に公開されました。

こんな人におすすめ

  • 『バイオハザード』シリーズが好きだった人
  • 難しい話抜きの活劇を観たい人
  • ダークファンタジーの世界観が好きな人

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