OF THE RINGS
ロード・オブ・ザ・リング
長さで敬遠されがちですが、1作目は単体でも区切りがつきます。まずここだけ観る、で問題ありません。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- ピーター・ジャクソン
- 原作
- J・R・R・トールキン
- 出演
- イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン
- 音楽
- ハワード・ショア
- 撮影地
- ニュージーランド
- 上映時間
- 178分(劇場版)
- 日本公開
- 2002年3月
あらすじ(ネタバレなし)
遥か昔、闇の冥王サウロンが作った「一つの指輪」は、持つ者の心を蝕む力を持っていました。それが長い時を経て、平和な村に暮らす小さな種族ホビットの青年フロドの手に渡ります。
指輪を破壊できるのは、それが作られた滅びの山の火だけ。フロドは魔法使いガンダルフに導かれ、人間、エルフ、ドワーフ、そして仲間のホビットたちとともに、旅の仲間を組んで東へ向かいます。
ここが見どころ
スケールの作り方
ミニチュア、実景、遠近法を使った合成、そしてCG。手法を混ぜることで「本当にそこにある」感じを作っています。CG一辺倒でないぶん、20年以上経っても古びていません。
モリアの坑道
闇の中を進む長い一連。音の反響、松明の光、そして橋の場面。3時間の中で、緊張がもっとも高まる区間です。
ハワード・ショアの主題
種族ごとに主題が与えられ、場面に応じて変奏されます。音楽が地図の役割を果たしている作りです。
この映画について:架空の世界を、実在するもののように撮り切った。
この映画の一番の功績は、ファンタジーを子ども向けではなく、本気の大作として撮れると証明したことだと思います。それまでの剣と魔法の映画とは、美術の作り込みの水準がまったく違います。
178分ありますが、旅という形式なので構造は単純です。目的地があり、道中に障害があり、仲間が増えたり欠けたりする。だから長さのわりに迷いません。
難点は、原作の情報量をそれでも圧縮していることと、固有名詞が多いことです。初見では地名も種族も覚えきれません。細部は流して、映像と旅の流れだけ追うのが正解だと思います。
この作品の良さ
- 手法を混ぜて作った、実在感のある世界
- 音楽が地図として機能する構成
- 旅という単純な形式のおかげで長くても迷わない
当サイトの評価
架空の世界を、実在するもののように撮り切った。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.7 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 5.0 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.7 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 4冠 撮影賞・視覚効果賞ほか
- IMDb
- 8.9 /10
- シリーズ
- 3部作 第3作は11部門受賞
第74回アカデミー賞で撮影賞・視覚効果賞・作曲賞・メイクアップ賞の4部門を受賞。シリーズ3作は同時期に撮影され、順に公開されました。
完結編『王の帰還』はアカデミー賞で11部門にノミネートされて全部門を受賞し、ファンタジー作品として初めて作品賞を獲得しています。
こんな人におすすめ
- 腰を据えて大作を観たい人
- ファンタジーの定番を押さえたい人
- 美術や特撮の作り込みが好きな人
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