メイ・ディセンバーMAY DECEMBER
メイ・ディセンバー ゆれる真実
何を信じればいいのかが、最後まで揺れ続けます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- トッド・ヘインズ
- 音楽
- マルセロ・ザーヴォス
- 出演
- ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトン
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 117分
- 公開
- 2024年(配信)
あらすじ(ネタバレなし)
ジョージア州サバンナ。グレイシーは、23年前に大きなスキャンダルを起こしました。当時36歳の彼女は、13歳の少年と関係を持ち、服役しています。
現在、彼女はその少年ジョーと結婚し、子どもたちの卒業を迎えようとしています。表向き、家庭は穏やかです。
そこへ、この事件を映画化するにあたり彼女を演じる女優エリザベスが、取材のためにやってきます。
ここが見どころ
音楽の使い方
1971年の映画のスコアを流用しています。何気ない場面に大げさな音楽が乗り、メロドラマの様式が皮肉として機能します。
鏡の場面
エリザベスがグレイシーの化粧を真似る一連。取材が同化に変わる瞬間です。
チャールズ・メルトンのジョー
被害者だった少年が36歳になっている。この人物の空白が、作品でいちばん重い。
この映画について:20年前の事件を演じる女優が、当事者の家に泊まりに来る。
実際の事件が下敷きですが、この映画が本当に扱っているのは「他人の人生を素材にすること」への批評です。女優も、そして観客も対象になります。
誰の言い分が正しいのかは、最後まで示されません。全員が自分の物語を語っているだけです。
難点は、題材が扱いにくいことと、演出の様式が受け付けない人がいることです。
この作品の良さ
- 音楽による様式の皮肉
- チャールズ・メルトンの演技
- 誰にも正解を与えない構成
当サイトの評価
4.1/5.0
20年前の事件を演じる女優が、当事者の家に泊まりに来る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.3 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- カンヌ
- 出品 2023年コンペティション
- アカデミー賞
- ノミネート 脚本賞
- IMDb
- 6.9 /10
2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されました。
アカデミー賞では脚本賞にノミネートされています。
こんな人におすすめ
- 批評性のある作品が好きな人
- 演技を味わいたい人
- 割り切れない話が平気な人
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