MISSION: IMPOSSIBLEDEAD RECKONING
洋画2023年アクション2020年代アメリカ

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE

毎回「今度は何をやるのか」だけで観に行けるシリーズになっています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
クリストファー・マッカリー
出演
トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン
製作国
アメリカ
公開
2023年
シリーズ
第7作
特徴
生身のスタントによるアクション

あらすじ(ネタバレなし)

世界中の情報網を掌握しつつある、自律型のAI「エンティティ」。実体を持たず、あらゆるデジタル情報を書き換えられるその存在は、各国の政府にとって最大の脅威であり、同時に最も欲しいものでもありました。

エンティティを制御する鍵は、二つに分かれた実体のある鍵です。イーサン・ハントは、それを誰よりも先に手に入れるよう指示を受けます。

しかし鍵を狙うのは各国の諜報機関だけではありません。スリの女グレース、そしてイーサンの過去を知る人物も動き出します。追跡は空港、砂漠、ローマ、ヴェネツィア、そして走行中の列車へと移っていきます。

ここが見どころ

崖からのバイクジャンプ

宣伝でも繰り返し使われた場面です。CGではなく実際に飛んでいるという事実が、映画の見え方を変えてしまう。この馬鹿馬鹿しいこだわりこそがシリーズの価値です。

列車のクライマックス

終盤の列車の場面が非常に長く、そして良く出来ています。車両が一両ずつ落ちていく状況で、物理的な条件だけで緊張を作る。アクションの設計が段階的で、状況が常に理解できる。

ローマのカーチェイス

小型車で手錠につながれたまま逃げる場面。笑える要素を入れながら、アクションとしての水準も保っています。

この映画について:今回の敵は、実体を持たないAI。

シリーズが7作目まで来て、いまだに水準が落ちていないのは異常なことです。理由は明確で、生身でやるという一点を守り続けているから。CGで済ませられる時代に、実際に飛び、走り、ぶら下がる。それが画に出ます。

一方で、物語はかなり込み入っています。エンティティという敵は姿がなく、対決の構図が抽象的になりがちです。敵が実体を持たないぶん、緊張の焦点がぼやける場面はありました。

また、PART ONEというタイトルの通り、話は完結しません。2時間半以上かけて、決着は次作に持ち越されます。ここを承知していないと、終盤で肩透かしを食います。

ヘイリー・アトウェル演じるグレースが良く、シリーズの女性人物としては珍しく、能力より判断の危うさで描かれています。この造形が新しい風になっています。

この作品の良さ

  • CGに頼らない生身のスタント
  • 段階的に状況が理解できる列車のクライマックス
  • 笑いを入れたローマのカーチェイス
  • ヘイリー・アトウェルの新しい人物像

当サイトの評価

4.2/5.0

今回の敵は、実体を持たないAI。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.6
音楽4.4
演技4.1
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

シリーズ
第7作
公開
2023
米アカデミー賞
2 部門ノミネート

シリーズ第7作にあたり、アカデミー賞では視覚効果賞・音響賞にノミネートされました。

崖からバイクごと飛び降りるスタントを実際に撮影したことが公開前から話題になり、その準備過程の映像も公開されました。タイトルの通り、物語は次作へ続きます。

こんな人におすすめ

  • シリーズを追っている人
  • 生身のスタントが好きな人
  • 続編とセットで観る前提を受け入れられる人

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