岬の兄妹SIBLINGS OF THE CAPE
邦画2019年ドラマ2010年代コア

岬の兄妹

非常にきつい作品です。人に勧めるときは必ず先に伝えるようにしています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
片山慎三
出演
松浦祐也、和田光沙
上映時間
89分
公開
2019年3月

あらすじ(ネタバレなし)

港町。足の不自由な良夫は、造船所の仕事を失い、自閉症の妹・真理子と二人で極貧の生活を送っています。

食べるものもなくなったある日、良夫は妹が見知らぬ男と関係を持って金を受け取ったことを知ります。彼はそれを仕事にすることを思いつきます。

ここが見どころ

判断しない

映画は良夫を断罪も擁護もしません。ただ、そうするしかなかった状況だけを見せる。

妹の変化

真理子は被害者としてだけ描かれません。彼女自身の意思が出てくることで、話が単純な搾取の図式から外れます。

この映画について:極貧の兄が、自閉症の妹に売春をさせる。

題材は極端に重く、擁護できる要素がほとんどありません。それでもこの作品が評価されるのは、判断を放棄していないからです。

低予算の自主制作で、画面は粗く、俳優も知られていません。その粗さが、かえって作品に合っています。

難点は、とにかく観るのがつらいことです。性的な描写も直接的です。安易には勧められません。ただ、この10年の邦画で強く記憶に残る一本ではあります。

この作品の良さ

  • 断罪も擁護もしない姿勢
  • 妹に意思を与える構成
  • 低予算の粗さが題材に合っている

当サイトの評価

4.4/5.0

極貧の兄が、自閉症の妹に売春をさせる。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美4.2
音楽4.0
演技5.0
余韻4.8

世間ではどう評価されているか

公開規模
自主制作・単館公開
IMDb
7.0 /10
評価
話題 口コミで議論を呼んだ

自主制作の低予算作品として作られ、公開後に大きな議論を呼びました。片山慎三監督が注目されるきっかけとなっています。

こんな人におすすめ

  • 極端に重い題材に耐えられる人
  • 低予算の作品に興味がある人
  • 議論のある作品を自分で判断したい人

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