湖の女たちWOMEN IN THE LAKES
邦画2024年サスペンス2020年代吉田修一

湖の女たち

扱う要素が多く、消化しきれていない印象があります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
大森立嗣
原作
吉田修一
出演
福士蒼汰、松本まりか、財前直見、浅野忠信
上映時間
124分
公開
2024年5月

あらすじ(ネタバレなし)

琵琶湖畔の介護施設で、100歳の入居者が人工呼吸器を外されて死亡します。県警の刑事・濱中は、事件の捜査にあたります。

容疑者として浮上したのは、施設の職員である豊田佳代でした。取り調べを通じて、濱中と佳代の間には歪んだ関係が生まれていきます。

一方、この施設と地域には、戦時中のある部隊にまつわる記憶が残っていました。

ここが見どころ

湖の映像

琵琶湖の水面と空。不穏さを風景で作っています。

松本まりかの演技

支配される側でありながら、そこに何かを見出してしまう人物。難しい役を成立させています。

戦時中との接続

731部隊への言及があります。日本映画で正面から触れる例は多くありません。

この映画について:介護施設での事件の裏に、80年前の出来事がある。

現代の事件と戦時中の記憶を接続する構想は野心的です。ただ、124分ではその両方を扱いきれていません。

警察と容疑者の関係の描写には、批判もあります。合意のあり方が曖昧なまま進みます。

難点はその点と、多くの筋が回収されないまま終わることです。

この作品の良さ

  • 湖の映像
  • 戦時中との接続という構想
  • 松本まりかの演技

当サイトの評価

3.8/5.0

介護施設での事件の裏に、80年前の出来事がある。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.6
映像美4.4
音楽4.0
演技4.5
余韻4.0

世間ではどう評価されているか

原作
吉田修一 小説
題材
731部隊への言及
IMDb
5.8 /10

原作は吉田修一の同名小説です。

作中では、戦時中の731部隊に関する言及がなされています。

こんな人におすすめ

  • 野心的な企画に興味がある人
  • 吉田修一の原作が好きな人
  • 割り切れない作品でも平気な人

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