BUDAPEST HOTEL
ナイトクローラー
主人公に一切共感できません。それがこの映画の設計です。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ダン・ギルロイ
- 撮影
- ロバート・エルスウィット
- 出演
- ジェイク・ジレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 117分
- 公開
- 2015年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
夜のロサンゼルス。金網を盗んで売って暮らすルイス・ブルームは、ある夜、交通事故の現場に出くわします。そこには、映像を撮ってテレビ局に売る男たちがいました。
ビデオカメラと警察無線を手に入れた彼は、同じ商売を始めます。誰よりも早く現場に着き、誰よりも近くまで踏み込む。
地方局のニュース責任者ニーナは、その映像を高く買います。過激であればあるほど、視聴率が上がるからです。
ここが見どころ
ジェイク・ジレンホールの外見
役のために大幅に減量しています。目だけが異様に大きく見える顔つきが、人物の異常さを支えています。
交渉の場面
自己啓発書の言葉をそのまま使って交渉する。ビジネス用語で脅迫が成立してしまうという気味の悪さがあります。
夜のロサンゼルス
ネオンと街灯だけで撮られた夜景。撮影は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のロバート・エルスウィットです。
この映画について:事件現場を撮って売る男。倫理という概念がない。
主人公には成長も反省もありません。能力主義と自己責任の言葉だけを完璧に身につけた人物が、倫理を持たないまま成功するという話です。
報道側を単純な悪として描かないのも良い。視聴率を求める判断は、それぞれの立場では合理的です。誰も特別に悪くないまま、状況だけが悪化していきます。
難点は後味の悪さです。救いはまったくありません。
この作品の良さ
- ジェイク・ジレンホールの造形
- 報道の構造への視線
- 夜景の撮影
当サイトの評価
事件現場を撮って売る男。倫理という概念がない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.4 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.3 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- ノミネート 脚本賞
- IMDb
- 7.8 /10
- 撮影
- ロバート・エルスウィット
第87回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされました。
ジェイク・ジレンホールは製作にも名を連ねており、役作りのため大幅な減量を行ったことが知られています。
こんな人におすすめ
- 悪人が主人公の話が好きな人
- 報道のあり方に関心がある人
- 後味の悪さを許容できる人
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