ピンポンPING PONG
邦画2002年青春2000年代松本大洋

ピンポン

スポーツ映画としても、才能をめぐる話としても優れています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
曽利文彦
脚本
宮藤官九郎
原作
松本大洋
出演
窪塚洋介、井浦新(当時ARATA名義)、中村獅童、竹中直人
上映時間
114分
公開
2002年7月

あらすじ(ネタバレなし)

神奈川の片瀬高校。ペコとスマイルは幼なじみで、同じ卓球部にいます。ペコは自分を天才だと信じて疑わず、スマイルは強いのに勝つことに興味がありません。

そこへ、中国からの留学生チャイナや、ライバル校の実力者ドラゴンが立ちはだかります。ペコは初めて、自分より強い人間の存在に打ちのめされます。

才能とは何か。勝つとはどういうことか。二人は別々の場所で、それぞれの答えに向かっていきます。

ここが見どころ

試合の描写

CGとカメラワークで、球の速度と視点を大胆に操作します。2002年の日本映画としては相当に攻めた映像です。

「血は鉄の味がする」

原作の名台詞をそのまま活かした語り。漫画のリズムを実写に持ち込むことに成功しています。

スマイルの覚醒

無表情だった人物が、ようやく本気になる。ここまで我慢して溜めた分の見返りがあります。

この映画について:「ヒーロー見参」。卓球にすべてを賭けた高校生たち。

この映画が優れているのは、「才能がある側」ではなく「なかった側」を丁寧に描くところです。ドラゴンとアクマの描写がとくに良い。

宮藤官九郎の脚本は原作に忠実でありつつ、映画としての起伏を作っています。原作ファンにも評判が良い改変です。

難点は、CGの一部が現在の目には古く見えることです。

この作品の良さ

  • 試合場面の映像設計
  • 才能がなかった側の描写
  • 原作のリズムの再現

当サイトの評価

4.3/5.0

「ヒーロー見参」。卓球にすべてを賭けた高校生たち。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.4
映像美4.5
音楽4.4
演技4.5
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

日本アカデミー賞
ノミネート 複数部門
原作
松本大洋 漫画
IMDb
7.2 /10

松本大洋の同名漫画を原作としています。2014年にはテレビアニメ版が制作され、そちらも高い評価を得ました。

実写版は日本アカデミー賞の複数部門にノミネートされています。

こんな人におすすめ

  • スポーツ映画が好きな人
  • 漫画の実写化の成功例を観たい人
  • 才能について考えたい人

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