THE PRESTIGE
洋画2006年サスペンス2000年代ノーラン

プレステージ

仕掛けのある作品なので、内容には最小限しか触れません。予備知識なしで観るのが理想です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
クリストファー・ノーラン
原作
クリストファー・プリースト
出演
ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン
上映時間
130分
日本公開
2007年6月

あらすじ(ネタバレなし)

19世紀末のロンドン。同じ師のもとで働いていた奇術師アンジャーとボーデンは、ある事故をきっかけに憎み合うようになります。

互いの舞台を妨害し、種を盗み合う日々。ボーデンが完成させた瞬間移動の大技を、アンジャーはどうしても再現できません。執着は、二人の人生を食い尽くしていきます。

ここが見どころ

三段階の構造

冒頭で手品は「確認」「展開」「偉業」の三段階だと説明されます。映画自体がその三段階で組まれているという設計です。

日記の入れ子

互いの日記を読み合う形で語られ、時系列が入り組みます。誰の視点かを常に確認させる作りです。

この映画について:手品の構造を、そのまま映画の構造にする。

構造の映画です。手品の理屈をそのまま映画の理屈にしたことで、観客は「騙されると分かっていて騙される」という状態に置かれます。

同時に、執着の話でもあります。二人とも相手を出し抜くために、取り返しのつかないものを差し出していく。

難点は、時系列が入り組んで初見では混乱すること、そして終盤の要素がSF寄りになることです。ここで乗れないと評価が下がります。

この作品の良さ

  • 手品の構造を映画の構造にした設計
  • 執着を描く人物造形
  • 二度目に効く伏線

当サイトの評価

4.5/5.0

手品の構造を、そのまま映画の構造にする。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.8
映像美4.6
音楽4.4
演技4.6
余韻4.5

世間ではどう評価されているか

IMDb
8.5 /10
米アカデミー賞
2部門 撮影賞・美術賞にノミネート
原作
クリストファー・プリースト 同名小説

公開当時は同時期の他作品の陰に隠れましたが、年を追うごとに評価が上がり、ノーラン監督作品の中でも人気が高い一本になっています。

こんな人におすすめ

  • 構造で驚かせる映画が好きな人
  • 二度観るのが苦にならない人
  • 『メメント』が好きだった人

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