蝉しぐれSEMISHIGURE
邦画2005年時代劇2000年代藤沢周平

蝉しぐれ

静かで、地味で、それでいて最後に効きます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
黒土三男
原作
藤沢周平
出演
市川染五郎(松本白鸚)、木村佳乃、緒形拳、石田卓也
上映時間
131分
公開
2005年10月

あらすじ(ネタバレなし)

海坂藩の下級武士の家。牧文四郎は、隣家の娘ふくと幼なじみとして育ちます。二人は互いに淡い思いを抱いています。

藩の政争に巻き込まれ、養父が切腹を命じられます。文四郎は「罪人の子」として扱われ、家は禄を減らされます。

ふくは江戸へ奉公に出て、やがて藩主の側室となります。二人の道は、決定的に分かれます。

ここが見どころ

父の遺体を運ぶ場面

少年が一人で荷車を引く長い一連。この作品でいちばん重い場面です。

季節の描写

蝉の声、雪、川。台詞ではなく季節で時間の経過を示します。

最後の再会

二十数年ぶりの対面。交わされる言葉は短く、それで十分です。

この映画について:少年時代に交わした約束を、二十数年後に果たす。

藤沢周平の原作は、時代小説の中でもとくに人気が高い一冊です。映画版は少年期の描写に時間をかけ、後半の重みを作っています。

2003年にはNHKでドラマ版も作られており、そちらのほうが原作に忠実だという評価もあります。

難点は131分の長さと、中盤の政争の描写がやや駆け足なことです。

この作品の良さ

  • 少年期の描写
  • 季節による時間の表現
  • 最後の再会

当サイトの評価

4.0/5.0

少年時代に交わした約束を、二十数年後に果たす。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.4
音楽4.2
演技4.3
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

原作
藤沢周平 代表作
映像化
ドラマ版も 2003年NHK
IMDb
7.0 /10

原作は藤沢周平の代表作のひとつです。

2003年にはNHKで連続ドラマ版が制作されています。

こんな人におすすめ

  • 静かな時代劇が好きな人
  • 藤沢周平の作品が好きな人
  • 成長物語を観たい人

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