劔岳 点の記MT. TSURUGIDAKE
邦画2009年ドラマ2000年代山岳

劔岳 点の記

山の映像を見る映画です。物語は淡々としています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・撮影
木村大作
原作
新田次郎
出演
浅野忠信、香川照之、宮﨑あおい、仲村トオル
上映時間
139分
公開
2009年6月

あらすじ(ネタバレなし)

明治40年。日本地図の最後の空白を埋めるため、陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎に、劔岳への登頂と測量が命じられます。

劔岳は「登ってはならない山」とされ、地元の人々も近づきません。案内人の宇治長次郎だけが、彼に協力します。

同じ頃、創立まもない日本山岳会も初登頂を目指していました。競争が報じられるなか、測量隊は雪と岩と向き合います。

ここが見どころ

実際の山での撮影

CGを使わず、200日以上をかけて実際に登って撮影されました。撮影監督出身の木村大作の初監督作です。

山の音

風、雪、岩を打つ音。劇伴は控えめで、環境音が中心です。

山頂で見つけたもの

誰も登ったことがないはずの山頂に、あるものが残されていました。この場面が作品の主題です。

この映画について:CGを使わず、実際に山に登って撮った。

この映画が語っているのは、「名前が残らない仕事にも意味がある」ということです。測量という地味な作業を、そのまま主題にしています。

撮影の困難さが話題になりましたが、それ以上に、記録に残らなかった人々への視線が良い。

難点は、人物の描き分けが弱いことと、139分がやや長いことです。

この作品の良さ

  • 実際の山での撮影
  • 記録に残らない仕事という主題
  • 音の使い方

当サイトの評価

4.1/5.0

CGを使わず、実際に山に登って撮った。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.8
音楽4.3
演技4.3
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

日本アカデミー賞
受賞 撮影賞ほか
原作
新田次郎 小説
IMDb
7.1 /10

第33回日本アカデミー賞で最優秀撮影賞などを受賞しました。

CGを使わず、実際の山中で長期間の撮影が行われたことが広く報じられました。

こんな人におすすめ

  • 山岳映画が好きな人
  • 映像の迫力を求める人
  • 実話ものを観たい人

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