アスUS
洋画2019年ホラー2010年代ジョーダン・ピール

アス

設定を理屈で詰めると破綻します。寓話として観てください。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ジョーダン・ピール
出演
ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス
製作国
アメリカ
上映時間
116分
公開
2019年9月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1986年、サンタクルーズの海辺。幼いアデレードは遊園地で家族とはぐれ、鏡の家に入り込みます。そこで彼女は、自分と同じ顔の少女に出会います。

現在。大人になったアデレードは、夫と二人の子どもを連れて、その海辺の別荘へ来ています。彼女はこの土地に良い記憶がありません。

その夜、家の前の私道に、赤いつなぎを着た四人が並んで立っています。顔は、自分たちと同じでした。

ここが見どころ

ルピタ・ニョンゴの二役

同じ俳優が正反対の二人を演じます。とくに「地下の側」の声の作り方が異様です。

『I Got 5 on It』

陽気なヒップホップが、編曲を変えて恐怖の主題になる。使い方が非常に巧み。

はさみとつなぎ

赤い服と金のはさみ。記号の設計が徹底しています。

この映画について:家の前に、自分たちとそっくりな一家が立っている。

扱っているのは、「豊かさは誰かの犠牲の上に成り立っている」という寓話です。題名の『Us』は「私たち」であり、アメリカ合衆国の略でもあります。

設定を理屈で詰めると、明らかに破綻します。そこを気にする人には向きません。

難点はその点と、終盤の説明が長いことです。前作ほど締まっていません。

この作品の良さ

  • ルピタ・ニョンゴの二役
  • 音楽の使い方
  • 寓話としての射程

当サイトの評価

4.1/5.0

家の前に、自分たちとそっくりな一家が立っている。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.5
音楽4.6
演技4.7
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

興行
オリジナルホラーとして大ヒット
IMDb
6.8 /10
監督
ジョーダン・ピール 第2作

原作を持たないオリジナルのホラー作品として、世界的に大きな興行成績を挙げました。

ジョーダン・ピール監督の第2作にあたります。

こんな人におすすめ

  • 寓話として観られる人
  • 『ゲット・アウト』が好きだった人
  • 解釈を語り合いたい人

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