ヤクザと家族YAKUZA AND THE FAMILY
邦画2021年犯罪2020年代藤井道人

ヤクザと家族 The Family

痛快な任侠ものではありません。ひたすら追い詰められる話です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
藤井道人
出演
綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉
上映時間
136分
公開
2021年1月

あらすじ(ネタバレなし)

1999年。父を薬物で失った19歳の山本賢治は、行き場のないまま街をさまよっています。柴咲組の組長に助けられ、彼はその世界に入ります。

2005年。組の中で頭角を現した賢治は、対立組織との抗争で人を刺し、服役します。

2019年。14年ぶりに出所した彼を待っていたのは、暴力団排除条例によって完全に変わった社会でした。口座も、部屋も、仕事も持てません。

ここが見どころ

三つの時代

1999年、2005年、2019年。同じ人物の20年を通して、社会の変化そのものを見せます。

「5年ルール」

離脱後5年間は口座も作れない。この制度の描写が、この作品の中心です。

綾野剛の変化

19歳から39歳までを演じます。身体の作り方が三つの時代で明確に違います。

この映画について:1999年、2005年、2019年。暴力団が居場所を失っていく20年。

任侠映画の型を使いながら、「その世界がもう成立しない」ということを描くという構造です。滅びの記録として作られています。

暴力団を美化しているという批判もありますが、作品は明確に「もう戻れない」と示しています。

難点は136分の長さと、終盤の展開がやや感傷的なことです。

この作品の良さ

  • 三つの時代を通す構成
  • 排除条例後の現実の描写
  • 綾野剛の身体の変化

当サイトの評価

4.1/5.0

1999年、2005年、2019年。暴力団が居場所を失っていく20年。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.3
音楽4.2
演技4.6
余韻4.3

世間ではどう評価されているか

受賞
各映画賞 主演男優賞ほか
キネマ旬報
上位 2021年日本映画
IMDb
7.1 /10

国内の映画賞で高く評価され、綾野剛は複数の主演男優賞を受賞しました。

こんな人におすすめ

  • 任侠映画が好きな人
  • 社会制度の変化に関心がある人
  • 重い題材でも構わない人

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