THE ARTIST
アーティスト
企画そのものが作品の価値です。100分と短く、難しさもありません。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ミシェル・アザナヴィシウス
- 出演
- ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ
- 製作国
- フランス
- 形式
- 白黒・サイレント
- 上映時間
- 100分
- 日本公開
- 2012年4月
あらすじ(ネタバレなし)
1927年のハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは人気の絶頂にいます。ある日、彼は無名の女性ペピーと偶然出会い、彼女を新聞に載せます。
しかしトーキーの時代が来て、ジョージは「声の映画など流行らない」と拒否します。彼が落ちぶれていく一方で、ペピーはトーキーのスターへと登りつめていきます。
ここが見どころ
音を使う一場面
全編サイレントですが、一箇所だけ音が使われます。その使い方が主人公の悪夢そのものになっています。
犬の存在
相棒の犬が実質的な準主役です。台詞がない映画で、感情を運ぶ役割を担っています。
この映画について:2011年に作られた、白黒のサイレント映画。
サイレントの手法を再現しているだけでなく、「声を出せないこと」が主人公の物語そのものになっています。形式と内容が一致しています。
100分と短く、テンポも良い。サイレント映画に触れたことがない人の入り口としても機能します。
難点は、物語自体は『雨に唄えば』などの既存作の焼き直しに近いことです。新しさは形式にあり、内容にはあまりありません。
この作品の良さ
- 形式と内容が一致している企画
- 一箇所だけ音を使う演出
- サイレントの入り口として機能する
当サイトの評価
4.4/5.0
2011年に作られた、白黒のサイレント映画。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.5 |
| 映像美 | 4.7 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 5冠 作品賞・監督賞・主演男優賞ほか
- IMDb
- 7.9 /10
- 記録
- 異例 サイレントで作品賞
第84回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞など5部門を受賞。サイレント映画が作品賞を獲ったのは1929年の第1回以来のことでした。
こんな人におすすめ
- サイレント映画を試してみたい人
- 映画史に興味がある人
- 短い作品を探している人
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