アバター
点数を低めにしていますが、重要な作品であることは疑いません。その理由と評価を分けて書きます。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ジェームズ・キャメロン
- 出演
- サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーヴァー
- 上映時間
- 162分
- 日本公開
- 2009年12月
あらすじ(ネタバレなし)
22世紀。人類は希少鉱物を求めて衛星パンドラに進出していました。そこには青い肌の先住種族ナヴィが暮らしています。下半身が麻痺した元海兵隊員ジェイクは、ナヴィの肉体を遠隔操作する「アバター計画」に参加します。
偵察としてナヴィの集落に入り込んだジェイクは、彼らの生き方と、森全体が繋がった生態系を知っていきます。やがて彼は、人類の側と先住民の側のどちらに立つかを選ぶことになります。
ここが見どころ
パンドラの生態系
植物、動物、発光する森。架空の生態系を、繋がった一つの系として設計している点が徹底しています。
3Dの使い方
飛び出す仕掛けではなく、奥行きを作るために使われています。この方針が以降の3D映画の基準になりました。
この映画について:話は既視感だらけ。それでも映像史の分岐点。
物語には新味がありません。外部から来た者が先住民に受け入れられ、彼らの側に立って戦うという型は、それまでに何度も描かれてきたものです。人物造形も類型的です。
それでも映像史における重要性は動きません。モーションキャプチャーと3D撮影の水準を一段上げ、興行の記録も更新しました。
点数を低めにしたのは、脚本と人物の弱さが大きいからです。体験としては一級、物語としては平凡という評価が正確だと思います。劇場の大画面で観てこその作品でもあります。
この作品の良さ
- 架空の生態系の設計
- 奥行きを作るための3D
- モーションキャプチャーの水準
当サイトの評価
話は既視感だらけ。それでも映像史の分岐点。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.6 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.3 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 3.8 |
世間ではどう評価されているか
- 世界興行収入
- 歴代1位 公開以来の記録
- 米アカデミー賞
- 3冠 撮影賞・美術賞・視覚効果賞
- IMDb
- 7.9 /10
世界興行収入の歴代1位を記録し、一度は他作品に抜かれたものの再上映で首位を奪還しています。3D上映を興行の標準にした作品としても記憶されています。
こんな人におすすめ
- 映像体験を重視する人
- 大画面で観られる人
- 映画技術の節目を押さえたい人
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