ベルファストBELFAST
ベルファスト
98分。重い題材ですが、後味は悪くありません。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ケネス・ブラナー
- 音楽
- ヴァン・モリソン
- 出演
- ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチ、キアラン・ハインズ
- 製作国
- イギリス
- 上映時間
- 98分
- 公開
- 2022年3月(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1969年8月、北アイルランドのベルファスト。9歳のバディは、路地で友達と遊んでいます。プロテスタントとカトリックが同じ通りで暮らしています。
その日、暴徒が通りに押し寄せます。カトリック住民の家が焼かれ、道にはバリケードが築かれます。
父はイングランドに出稼ぎに行っており、家には母と兄、そして近所に祖父母がいます。家族は、この街を離れるかどうかを決めなければなりません。
ここが見どころ
子どもの視点
紛争の政治的背景はほとんど説明されません。9歳に見えるものだけが描かれます。
劇場と映画館だけカラー
本編はモノクロですが、劇中で観る映画と舞台だけが色付きです。後にケネス・ブラナーが俳優になる理由が示されます。
ジュディ・デンチとキアラン・ハインズ
祖父母の会話。この二人のやりとりが、作品の重心になっています。
この映画について:9歳の目から見た、北アイルランド紛争の始まり。
監督自身が9歳のときにベルファストを離れた経験に基づいています。紛争の全体像ではなく、一家族が去るまでの数か月に絞ったのが正解です。
軽やかな演出は、題材の深刻さを軽んじているという批判も受けました。私はこの距離の取り方は妥当だと思います。
難点は、政治的背景を知らないと状況が掴みにくいことです。
この作品の良さ
- 子どもの視点で通す構成
- 祖父母の会話
- 98分という長さ
当サイトの評価
4.0/5.0
9歳の目から見た、北アイルランド紛争の始まり。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.6 |
| 音楽 | 4.5 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.2 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 脚本賞 2022年
- IMDb
- 7.2 /10
- 背景
- 監督の実体験
第94回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、作品賞を含む7部門にノミネートされました。
ケネス・ブラナー監督自身の子ども時代の経験が下敷きになっています。
こんな人におすすめ
- 子どもの視点の作品が好きな人
- 北アイルランド紛争に関心がある人
- 短くまとまった映画を探している人
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