ベルファストBELFAST
洋画2021年ドラマ2020年代北アイルランド

ベルファスト

98分。重い題材ですが、後味は悪くありません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ケネス・ブラナー
音楽
ヴァン・モリソン
出演
ジュード・ヒル、カトリーナ・バルフ、ジェイミー・ドーナン、ジュディ・デンチ、キアラン・ハインズ
製作国
イギリス
上映時間
98分
公開
2022年3月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1969年8月、北アイルランドのベルファスト。9歳のバディは、路地で友達と遊んでいます。プロテスタントとカトリックが同じ通りで暮らしています。

その日、暴徒が通りに押し寄せます。カトリック住民の家が焼かれ、道にはバリケードが築かれます。

父はイングランドに出稼ぎに行っており、家には母と兄、そして近所に祖父母がいます。家族は、この街を離れるかどうかを決めなければなりません。

ここが見どころ

子どもの視点

紛争の政治的背景はほとんど説明されません。9歳に見えるものだけが描かれます。

劇場と映画館だけカラー

本編はモノクロですが、劇中で観る映画と舞台だけが色付きです。後にケネス・ブラナーが俳優になる理由が示されます。

ジュディ・デンチとキアラン・ハインズ

祖父母の会話。この二人のやりとりが、作品の重心になっています。

この映画について:9歳の目から見た、北アイルランド紛争の始まり。

監督自身が9歳のときにベルファストを離れた経験に基づいています。紛争の全体像ではなく、一家族が去るまでの数か月に絞ったのが正解です。

軽やかな演出は、題材の深刻さを軽んじているという批判も受けました。私はこの距離の取り方は妥当だと思います。

難点は、政治的背景を知らないと状況が掴みにくいことです。

この作品の良さ

  • 子どもの視点で通す構成
  • 祖父母の会話
  • 98分という長さ

当サイトの評価

4.0/5.0

9歳の目から見た、北アイルランド紛争の始まり。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.6
音楽4.5
演技4.5
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
脚本賞 2022年
IMDb
7.2 /10
背景
監督の実体験

第94回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、作品賞を含む7部門にノミネートされました。

ケネス・ブラナー監督自身の子ども時代の経験が下敷きになっています。

こんな人におすすめ

  • 子どもの視点の作品が好きな人
  • 北アイルランド紛争に関心がある人
  • 短くまとまった映画を探している人

配信を探す

各サービスで「ベルファスト」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。