ブルータリストTHE BRUTALIST
洋画2024年ドラマ2020年代建築

ブルータリスト

長いです。それでも、この規模の作品は近年珍しい。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ブレイディ・コーベット
出演
エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース
製作国
アメリカ・イギリス・ハンガリー
上映時間
215分
公開
2025年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1947年。ハンガリー出身のユダヤ人建築家ラースロー・トートは、収容所を生き延び、単身アメリカへ渡ります。妻とは離ればなれのままです。

従兄の家具店を手伝いながら暮らす彼に、大富豪ヴァン・ビューレンが目を留めます。彼の設計した書斎を気に入り、地域に建てる巨大な記念館の設計を依頼します。

巨大なコンクリートの建造物。その完成までの30年が、彼の人生を形づくっていきます。

ここが見どころ

70mmでの撮影

現在ではほとんど使われない大判フィルムで撮られています。建築物の質量が、画面から直接伝わります。

途中の休憩

本編に15分の休憩が組み込まれています。1960年代までの大作映画の形式を、そのまま再現しています。

エイドリアン・ブロディ

『戦場のピアニスト』以来、2度目のアカデミー主演男優賞受賞となりました。

この映画について:215分、途中に休憩が入る。建築家の30年。

移民と創作、そして「作らせる側」との力関係を扱っています。芸術家が庇護者に飼われるという構造を、これほど直接的に描いた作品は珍しい。

主人公は実在しません。完全な創作です。それを実在の人物のように描く手つきに、賛否があります。

難点は215分という長さと、終盤の展開が唐突なことです。また、一部で生成AIを発音の調整に使ったことが公開後に議論となりました。

この作品の良さ

  • 70mmの映像
  • 建築を通じた人生の描写
  • エイドリアン・ブロディの演技

当サイトの評価

4.2/5.0

215分、途中に休憩が入る。建築家の30年。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.1
映像美4.9
音楽4.7
演技4.8
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
3部門 主演男優賞・撮影賞・作曲賞
ヴェネツィア
監督賞 2024年
IMDb
7.4 /10

第97回アカデミー賞で主演男優賞、撮影賞、作曲賞を受賞しました。

2024年のヴェネツィア国際映画祭では監督賞(銀獅子賞)を受賞しています。

こんな人におすすめ

  • 長尺に耐えられる人
  • 建築に興味がある人
  • 重厚な大作を観たい人

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