FlowFLOW
Flow
85分、言葉が一言も出てきません。それでも全部伝わります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ギンツ・ジルバロディス
- 製作国
- ラトビア・フランス・ベルギー
- 上映時間
- 85分
- 制作
- Blenderを使用
- 公開
- 2025年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
人の姿が見当たらない世界。一匹の黒い猫が、森の中で静かに暮らしています。
ある日、突然の大洪水が起こります。水位はみるみる上がり、猫は流れてきた舟に飛び乗ります。
舟には、カピバラ、キツネザル、鳥、犬が次々に乗り込んできます。互いに言葉は通じません。それでも、同じ舟の上で生き延びなければなりません。
ここが見どころ
台詞がない
人間も出てこず、動物は擬人化されません。鳴き声と動作だけで、関係の変化が描かれます。
長回しのカメラ
アニメーションでありながら、カメラが切れずに動き続けます。ゲームエンジンのような視点移動です。
無料ソフトでの制作
オープンソースの3DソフトBlenderで作られています。大手スタジオを退けての受賞は、制作環境の変化を象徴しました。
この映画について:台詞がひとつもない。猫が舟に乗る。
説明が一切ないので、洪水の原因も人類の行方も分かりません。解釈は完全に観客に委ねられています。
動物の動きは実際の観察に基づいており、猫の身のこなしがとくに正確です。動物好きには堪えられません。
難点は、物語らしい物語がないこと。85分でも間延びを感じる人はいるでしょう。
この作品の良さ
- 台詞なしで成立する構成
- 動物の動きの正確さ
- 映像の美しさ
当サイトの評価
4.3/5.0
台詞がひとつもない。猫が舟に乗る。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.1 |
| 映像美 | 4.8 |
| 音楽 | 4.7 |
| 演技 | 4.0 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 長編アニメ映画賞 2025年
- IMDb
- 7.9 /10
- 制作
- オープンソース Blenderを使用
第97回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞しました。ラトビア製作の作品としては初のアカデミー賞受賞です。
オープンソースの3DソフトウェアBlenderを用いて制作されたことでも注目されました。
こんな人におすすめ
- 動物が好きな人
- 台詞のない映画に興味がある人
- 映像に身を委ねたい人
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