トゥモロー・ワールドCHILDREN OF MEN
洋画2006年SF・ファンタジー2000年代アルフォンソ・キュアロン

トゥモロー・ワールド

2006年の作品ですが、描かれている社会の姿は年々生々しくなっています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
アルフォンソ・キュアロン
出演
クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン
撮影
エマニュエル・ルベツキ
製作国
イギリス・アメリカ
上映時間
109分
公開
2006年

あらすじ(ネタバレなし)

2027年。人類は原因不明の不妊に陥り、18年間ひとりの子どもも生まれていません。多くの国家が崩壊し、英国だけが強権的な統制で秩序を保っています。

元活動家のセオは、別れた妻ジュリアンから、ある少女を安全な場所まで送り届けてほしいと頼まれます。

その少女は、妊娠していました。

ここが見どころ

長回しの撮影

車内の襲撃場面と、終盤の市街戦は数分間切れ目のない映像として撮られています。逃げ場のなさが体感になります。

背景の作り込み

画面の隅に映る広告、檻に入れられた難民、荒れた街路。説明せずに世界を見せます。

終盤の静寂

銃声が止む数十秒があります。この映画で最も忘れがたい場面です。

この映画について:18年間、世界に子どもが生まれていない。

ディストピアSFでありながら、宗教画のような静けさを持つ作品です。希望の描き方が押しつけがましくありません。

難民や移民の扱いをめぐる描写は、公開当時よりも現在のほうが直接的に響きます。

不妊の原因は最後まで説明されません。そこを気にする人には不満が残るかもしれません。

この作品の良さ

  • 長回しの撮影
  • 世界観の作り込み
  • 終盤の静寂

当サイトの評価

4.4/5.0

18年間、世界に子どもが生まれていない。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美5.0
音楽4.5
演技4.5
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

IMDb
7.9 /10
上映時間
109
受賞
アカデミー賞 3部門候補

第79回アカデミー賞で脚色賞・撮影賞・編集賞の3部門にノミネートされました。

P・D・ジェイムズの小説『人類の子供たち』を原作としています。

こんな人におすすめ

  • 社会派SFが好きな人
  • 撮影技術に興味がある人
  • 希望の描き方に関心がある人

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