
CHUNGKING EXPRESS
恋する惑星
物語より、質感を味わう映画です。90年代の香港映画の代表格でもあります。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- ウォン・カーウァイ
- 出演
- 金城武、ブリジット・リン、トニー・レオン、フェイ・ウォン
- 製作国
- 香港
- 上映時間
- 102分
- 日本公開
- 1995年
あらすじ(ネタバレなし)
前半。失恋した警官223は、賞味期限が5月1日のパイナップル缶を買い集めています。バーで出会った金髪の女性は、麻薬取引に失敗して追われている最中でした。
後半。恋人に去られた警官663は、同じ軽食店に通っています。彼に片思いする店員フェイは、勝手に彼の部屋に上がり込み、少しずつ部屋のものを取り替えていきます。
ここが見どころ
ステップ・プリンティング
被写体だけがぶれて背景が流れる独特の映像。雑踏の中で一人だけ止まっている感覚を作っています。
『夢中人』の反復
同じ曲が繰り返し流れます。音楽が場面ではなく人物に紐づいている使い方です。
この映画について:失恋した警官が二人。話は繋がらない。
二つの話に繋がりはほとんどありません。同じ軽食店が出てくるだけ。この構成の緩さが、そのまま作品の魅力です。
映像の質感が独特で、狭い部屋、雑踏、エスカレーター。1990年代の香港がそのまま記録されています。
難点は、物語を求めると何もないことです。また前半と後半で温度がかなり違うので、片方だけ好きという人も多い作品です。
この作品の良さ
- 独特の映像処理
- 音楽を人物に紐づける使い方
- 1990年代の香港の記録
当サイトの評価
4.5/5.0
失恋した警官が二人。話は繋がらない。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.2 |
| 映像美 | 5.0 |
| 音楽 | 4.8 |
| 演技 | 4.5 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- 香港電影金像奨
- 受賞 作品賞・監督賞ほか
- IMDb
- 8.0 /10
- 影響
- 大 タランティーノが海外配給に関わった
香港電影金像奨で作品賞・監督賞を受賞。クエンティン・タランティーノが自身の配給会社でアメリカ公開を手がけたことで、世界的に知られるようになりました。
こんな人におすすめ
- 雰囲気を味わう映画が好きな人
- 1990年代の空気を知りたい人
- アジア映画に興味がある人
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