CODA
コーダ あいのうた
構成は完全に王道です。それでも効くのは、聞こえない側の描き方が具体的だからです。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- シアン・ヘダー
- 出演
- エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン
- 上映時間
- 111分
- 日本公開
- 2022年1月
あらすじ(ネタバレなし)
マサチューセッツの漁師町。ルビーは、両親と兄が全員聴覚障害者という家族の中で、ただ一人聞こえる存在です。毎朝の漁を手伝い、家業の通訳も務めています。
高校の合唱部に入った彼女は、教師から音楽大学の受験を勧められます。しかし彼女が抜ければ、家族は事業を続けられません。
ここが見どころ
無音の数分
発表会の場面で、突然音が消えます。家族が体験している世界を、観客にも一度だけ体験させる。
喉に触れる場面
父が娘の喉に手を当てて歌を「聴く」。台詞なしで理解が成立する数分です。
この映画について:家族の中で、自分だけが耳が聞こえる。
物語は完全に王道で、進路をめぐる家族の話です。驚きはありません。
それでも効くのは、聴覚障害のある俳優を実際に起用し、家族の生活を具体的に描いているからです。手話の会話は下品な冗談も含めて生き生きしています。
難点は、予定調和であることと、フランス映画のリメイクである点で新しさに欠けることです。ただ、丁寧さで押し切っています。
この作品の良さ
- 音を消す演出
- 聴覚障害のある俳優の起用
- 手話の会話の生き生きした描写
当サイトの評価
4.4/5.0
家族の中で、自分だけが耳が聞こえる。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.3 |
| 映像美 | 4.1 |
| 音楽 | 4.6 |
| 演技 | 4.8 |
| 余韻 | 4.6 |
世間ではどう評価されているか
- 米アカデミー賞
- 3冠 作品賞・助演男優賞・脚色賞
- IMDb
- 7.9 /10
- 記録
- 史上初 配信作品で作品賞
第94回アカデミー賞で作品賞・助演男優賞・脚色賞を受賞。配信サービスの作品として初めて作品賞を獲得しました。フランス映画『エール!』のリメイクです。
こんな人におすすめ
- 家族の話が好きな人
- 王道の感動作が観たい人
- 音楽ものが好きな人
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