ヒミズHIMIZU
邦画2011年ドラマ2010年代園子温

ヒミズ

叫び続ける映画です。合わない人にはまったく合いません。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
園子温
原作
古谷実
出演
染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、吹越満
上映時間
129分
公開
2012年1月

あらすじ(ネタバレなし)

中学三年の住田は、貸しボート屋の息子です。父は借金を作って寄りつかず、母も家を出ました。彼は「普通に生きる」ことだけを望んでいます。

同級生の茶沢は、住田に一方的に付きまとい、彼の言葉をノートに書き写しています。彼女の家庭もまた、まともではありません。

ボート屋の周りには、家を失った人々が身を寄せています。ある日、住田は取り返しのつかないことをしてしまいます。

ここが見どころ

被災地での撮影

原作にはない震災の要素が、脚本を書き換えて加えられました。瓦礫の実景が、そのまま作品の背景になっています。

二階堂ふみと染谷将太

二人はヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しました。

最後の疾走

「住田、がんばれ」と叫びながら走る終盤。安易だと批判もできますが、当時の空気の中では必要だった終わり方だと思います。

この映画について:震災の直後に、脚本を書き換えて撮られた。

原作の結末とは異なります。震災を受けて「生きろ」という方向に変えたことについては、当時から賛否がありました。

園子温の演出は終始やかましく、俳優は叫び続けます。それが力になっている場面と、単に耳障りな場面が混在しています。

難点はそこと、暴力描写の多さです。整った映画ではありません。

この作品の良さ

  • 被災地の実景
  • 若手二人の演技
  • 当時の空気を残した記録性

当サイトの評価

4.0/5.0

震災の直後に、脚本を書き換えて撮られた。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本3.9
映像美4.2
音楽4.1
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

ヴェネツィア
新人俳優賞 染谷将太・二階堂ふみ
原作
古谷実 漫画
IMDb
7.0 /10

2011年のヴェネツィア国際映画祭で、染谷将太と二階堂ふみがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しました。

東日本大震災を受けて脚本が書き換えられ、被災地でのロケが行われています。

こんな人におすすめ

  • 園子温作品に触れたい人
  • 激しい演出が平気な人
  • 震災後の日本映画に関心がある人

配信を探す

各サービスで「ヒミズ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。