ヒミズ
叫び続ける映画です。合わない人にはまったく合いません。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 園子温
- 原作
- 古谷実
- 出演
- 染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、吹越満
- 上映時間
- 129分
- 公開
- 2012年1月
あらすじ(ネタバレなし)
中学三年の住田は、貸しボート屋の息子です。父は借金を作って寄りつかず、母も家を出ました。彼は「普通に生きる」ことだけを望んでいます。
同級生の茶沢は、住田に一方的に付きまとい、彼の言葉をノートに書き写しています。彼女の家庭もまた、まともではありません。
ボート屋の周りには、家を失った人々が身を寄せています。ある日、住田は取り返しのつかないことをしてしまいます。
ここが見どころ
被災地での撮影
原作にはない震災の要素が、脚本を書き換えて加えられました。瓦礫の実景が、そのまま作品の背景になっています。
二階堂ふみと染谷将太
二人はヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しました。
最後の疾走
「住田、がんばれ」と叫びながら走る終盤。安易だと批判もできますが、当時の空気の中では必要だった終わり方だと思います。
この映画について:震災の直後に、脚本を書き換えて撮られた。
原作の結末とは異なります。震災を受けて「生きろ」という方向に変えたことについては、当時から賛否がありました。
園子温の演出は終始やかましく、俳優は叫び続けます。それが力になっている場面と、単に耳障りな場面が混在しています。
難点はそこと、暴力描写の多さです。整った映画ではありません。
この作品の良さ
- 被災地の実景
- 若手二人の演技
- 当時の空気を残した記録性
当サイトの評価
震災の直後に、脚本を書き換えて撮られた。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 3.9 |
| 映像美 | 4.2 |
| 音楽 | 4.1 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- ヴェネツィア
- 新人俳優賞 染谷将太・二階堂ふみ
- 原作
- 古谷実 漫画
- IMDb
- 7.0 /10
2011年のヴェネツィア国際映画祭で、染谷将太と二階堂ふみがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しました。
東日本大震災を受けて脚本が書き換えられ、被災地でのロケが行われています。
こんな人におすすめ
- 園子温作品に触れたい人
- 激しい演出が平気な人
- 震災後の日本映画に関心がある人
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