アイム・スティル・ヒアI'M STILL HERE
洋画2024年ドラマ2020年代ブラジル

アイム・スティル・ヒア

悲劇として描かず、日常の継続として描くのが優れています。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ヴァルテル・サレス
原作
マルセロ・ルーベンス・パイヴァ
出演
フェルナンダ・トーレス、セルトン・メロ、フェルナンダ・モンテネグロ
製作国
ブラジル・フランス
上映時間
137分
公開
2025年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1970年、リオデジャネイロ。元下院議員のルーベンス・パイヴァは、妻エウニセと5人の子どもたちと、海辺の家で賑やかに暮らしています。

軍事政権下ですが、家には友人が絶えず出入りしています。ある日、私服の男たちが家に来て、ルーベンスを「事情聴取」に連れていきます。

彼は帰ってきません。エウニセ自身も連行され、拘束されます。釈放された彼女は、5人の子どもを育てながら、夫の行方を探し続けます。

ここが見どころ

前半の家庭

海、音楽、犬、写真。失われるものを、時間をかけて見せます。

フェルナンダ・トーレス

泣き崩れることをほとんどしません。この役でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。

母娘の共演

終盤、実の母フェルナンダ・モンテネグロが晩年のエウニセを演じます。

この映画について:軍事政権下のブラジル。連行された夫を、40年探し続けた。

ブラジルの軍事政権による強制失踪は、長く公的に認められませんでした。この映画は、それを一家族の日常として提示します。

エウニセは後に弁護士となり、先住民の権利のために働きました。彼女が夫の死亡証明書を得たのは、失踪から25年後です。

難点は137分の長さと、後半の時間の飛躍が急なことです。

この作品の良さ

  • 前半の家庭描写
  • フェルナンダ・トーレスの演技
  • 悲劇として描かない姿勢

当サイトの評価

4.3/5.0

軍事政権下のブラジル。連行された夫を、40年探し続けた。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.3
映像美4.4
音楽4.4
演技4.9
余韻4.6

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
国際長編映画賞 2025年
ヴェネツィア
脚本賞 2024年
IMDb
8.0 /10

第97回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞しました。ブラジル映画としては初の受賞です。

2024年のヴェネツィア国際映画祭では脚本賞を受賞しています。

こんな人におすすめ

  • 実話ものが好きな人
  • ラテンアメリカの現代史に関心がある人
  • 静かな演技を味わいたい人

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