ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償
1969年の出来事ですが、扱っている問題はいまも続いています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督
- シャカ・キング
- 出演
- ダニエル・カルーヤ、ラキース・スタンフィールド、ジェシー・プレモンス
- 製作国
- アメリカ
- 上映時間
- 126分
- 公開
- 2021年(日本)
あらすじ(ネタバレなし)
1968年、シカゴ。車泥棒のウィリアム・オニールが逮捕されます。FBI捜査官ミッチェルは、実刑を免れる代わりに、ある組織への潜入を持ちかけます。
対象は、ブラックパンサー党イリノイ支部の議長フレッド・ハンプトン。当時21歳、演説の能力に長け、対立する組織や貧困白人層との連合を進めていました。
潜入したオニールは、党の警備責任者にまで上り詰めます。そして、情報を渡し続けます。
ここが見どころ
ダニエル・カルーヤの演説
実際の録音に基づく演説場面。この役でアカデミー助演男優賞を受賞しました。
無料朝食プログラム
党が子どもたちに食事を配る活動。暴力組織としてのみ描かれてきた歴史を修正します。
最後の実写映像
オニール本人のテレビインタビューが流れます。放送日と彼の死の日付が示されます。
この映画について:21歳の活動家が、FBIの情報提供者に売られた。
この映画は、フレッド・ハンプトンを英雄化するだけでなく、裏切った側の恐怖も等分に描きます。題名が示す通り、二人の物語です。
1969年12月4日の出来事は、後の裁判で警察の違法性が認定され、遺族に和解金が支払われています。作中の描写はその記録に基づきます。
難点は、126分で扱うには題材が大きすぎ、背景の説明が足りないことです。
この作品の良さ
- ダニエル・カルーヤの演説
- 二人を等分に描く構成
- 実写映像の使い方
当サイトの評価
21歳の活動家が、FBIの情報提供者に売られた。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.2 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.9 |
| 余韻 | 4.4 |
世間ではどう評価されているか
- アカデミー賞
- 2部門 助演男優賞・歌曲賞
- IMDb
- 7.4 /10
- 題材
- 実話 1969年の事件
第93回アカデミー賞で助演男優賞と歌曲賞を受賞し、作品賞にもノミネートされました。
1969年のフレッド・ハンプトン殺害については、後の民事訴訟で当局の責任が問われ、和解が成立しています。
こんな人におすすめ
- アメリカの公民権運動に関心がある人
- 実話ものを観たい人
- 演技を味わいたい人
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