かもめ食堂KAMOME DINER
かもめ食堂
何も起きない映画の代表格です。疲れているときに向いています。
ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。
作品データ
- 監督・脚本
- 荻上直子
- 原作
- 群ようこ
- 出演
- 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ
- 上映時間
- 102分
- 公開
- 2006年3月
あらすじ(ネタバレなし)
フィンランド・ヘルシンキ。日本人女性サチエが営む「かもめ食堂」には、開店以来ほとんど客が来ません。それでも彼女は毎日、店を磨き、おにぎりを握っています。
最初の客となった日本アニメ好きの青年、旅行鞄を失くしたミドリ、事情を抱えたマサコ。少しずつ人が集まり、店は少しずつ回り始めます。
ここが見どころ
所作の丁寧さ
コーヒーを淹れ、米を研ぎ、皿を拭く。手の動きを丁寧に映すことに、この映画の時間の大半が使われています。
説明しない
なぜサチエがヘルシンキにいるのか、なぜマサコが来たのか。背景はほとんど語られません。それでも成立します。
この映画について:客の来ない食堂で、おにぎりを握っている。
事件も葛藤もありません。店を開けて、料理を作って、閉める。それだけを102分。この潔さがこの作品の全部です。
料理の撮り方が良く、おにぎり、シナモンロール、生姜焼き。特別なものは出てきませんが、どれも食べたくなります。
難点は、物語を求める人には本当に何もないことです。また、フィンランドの描き方が理想化されているという指摘もあります。日常を眺めるための映画だと割り切って観るのが正解です。
この作品の良さ
- 所作を丁寧に映す時間の使い方
- 背景を説明しない潔さ
- 料理の撮り方
当サイトの評価
4.3/5.0
客の来ない食堂で、おにぎりを握っている。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 脚本 | 4.0 |
| 映像美 | 4.4 |
| 音楽 | 4.2 |
| 演技 | 4.6 |
| 余韻 | 4.5 |
世間ではどう評価されているか
- 公開規模
- 小 口コミで拡大したロングラン
- IMDb
- 7.2 /10
- 影響
- 系譜 以降の「日常系」邦画の起点
小規模公開から口コミで広がり、ロングランとなりました。以降の、事件の起きない日常を描く邦画の流れを作った作品として位置づけられています。
こんな人におすすめ
- 何も起きない映画が観たい人
- 料理の出てくる作品が好きな人
- 疲れているときに観たい人
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