LA DOLCE VITA
洋画1960年ドラマ1960年代イタリア

甘い生活

長く、筋がありません。合わない人には苦痛ですが、映像だけで観る価値があります。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
フェデリコ・フェリーニ
出演
マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ
音楽
ニーノ・ロータ
製作国
イタリア
上映時間
174分
日本公開
1960年

あらすじ(ネタバレなし)

ローマ。ゴシップ記者のマルチェロは、有名人を追いかけながら、夜ごとパーティーを渡り歩いています。作家になりたいという思いは、遠のくばかりです。

アメリカから来た女優、貴族の館、聖母の目撃騒ぎ、友人の家庭。物語は連続せず、いくつもの夜が並べられていきます。そして最後の朝が来ます。

ここが見どころ

トレヴィの泉

女優が夜の噴水に入っていく有名な場面。この一場面だけが独立して記号になっている珍しい例です。

断片の構成

各夜が独立した挿話として並びます。因果関係を放棄して、状態だけを見せる構成です。

この映画について:パーティーが7回。それだけの174分。

物語がありません。主人公は成長も転落もせず、ただ夜から夜へ移っていく。この停滞そのものが主題です。

映像は圧倒的で、白黒のコントラストと、ローマの街と人の造形が強い。「パパラッチ」という言葉はこの作品の登場人物名から生まれました。

難点は174分という長さです。筋がないので、途中で飽きる人は多いはずです。眺める映画だと割り切る必要があります。

この作品の良さ

  • 白黒の映像とローマの造形
  • 因果を放棄した構成
  • 個々の場面の強さ

当サイトの評価

4.6/5.0

パーティーが7回。それだけの174分。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美5.0
音楽4.7
演技4.7
余韻4.8

世間ではどう評価されているか

カンヌ
パルムドール 1960年
IMDb
8.0 /10
語源
パパラッチ 登場人物名が由来

1960年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。「パパラッチ」という言葉は、本作の登場人物パパラッツォに由来します。

こんな人におすすめ

  • 筋のない映画が平気な人
  • 映像を眺めたい人
  • イタリア映画に興味がある人

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