リコリス・ピザLICORICE PIZZA
洋画2021年青春2020年代P・T・アンダーソン

リコリス・ピザ

物語を追うのではなく、時代の匂いを浴びる映画です。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督・脚本
ポール・トーマス・アンダーソン
出演
アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、ブラッドリー・クーパー
製作国
アメリカ
上映時間
133分
公開
2022年7月(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

1973年、ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレー。高校生で子役でもあるゲイリーは、学校の写真撮影の日、助手として来ていたアラナに一目で惹かれます。

彼女は25歳。相手にするつもりはありませんが、なぜか一緒に食事に行き、彼の商売を手伝うようになります。

ウォーターベッド販売、ピンボール場の開店、選挙運動の手伝い。二人は近づいては離れ、また近づきます。

ここが見どころ

走る場面

この映画では、人物が繰り返し走ります。感情が高ぶるたびに走る。それ以上の説明はありません。

トラックの下り坂

ガス欠のトラックを、後ろ向きに坂道で走らせる長い場面。実際に撮られています。

1973年の質感

35mmフィルム撮影と当時の楽曲。細部の再現ではなく、記憶の中の70年代として作られています。

この映画について:1973年のロサンゼルス。二人がひたすら走る。

筋らしい筋はなく、エピソードが並んでいるだけです。それでも見続けられるのは、二人の関係の距離が常に変化しているからです。

主演二人はいずれもほぼ演技未経験でした。アラナ・ハイムはバンドHAIMのメンバーです。

難点は、年齢差の設定への批判があること、そして日本人を戯画化した場面への批判もあることです。無視できない問題です。

この作品の良さ

  • 1973年の空気の再現
  • 主演二人の新鮮さ
  • 距離が変わり続ける関係

当サイトの評価

4.1/5.0

1973年のロサンゼルス。二人がひたすら走る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.0
映像美4.5
音楽4.6
演技4.5
余韻4.2

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
3部門 作品賞ほかノミネート
IMDb
7.1 /10
撮影
35mm

第94回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされました。

作中で日本人を戯画的に描いた場面については、公開時に批判が寄せられています。

こんな人におすすめ

  • 1970年代の空気に浸りたい人
  • 筋のない映画が平気な人
  • P・T・アンダーソン作品を追いたい人

配信を探す

各サービスで「リコリス・ピザ」を検索した結果へ移動します。配信の有無はリンク先でご確認ください(配信状況は頻繁に変わるため、当サイトでは配信中かどうかの判定はしていません)。