リトル・ミス・サンシャインLITTLE MISS SUNSHINE
洋画2006年コメディ2000年代家族

リトル・ミス・サンシャイン

笑って観ていたら、最後に少しだけ泣かされます。

ネタバレについて:この記事はネタバレなしで書いています。結末や物語の核心に触れる内容は載せていません。

作品データ

監督
ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
脚本
マイケル・アーント
出演
アビゲイル・ブレスリン、グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン
製作国
アメリカ
上映時間
101分
公開
2007年(日本)

あらすじ(ネタバレなし)

フーヴァー家。父は売れない成功哲学の講師、母は疲れきり、祖父は素行が悪く、長男は無言の誓いを立てて喋らず、叔父は自殺未遂の直後です。

末娘のオリーヴが、カリフォルニアの美少女コンテスト本選に繰り上げ出場できることになります。飛行機代はないので、一家は黄色いワゴン車で1300キロを走ることにします。

車は故障し、押しがけしないと走りません。全員で走って飛び乗る。旅はその繰り返しになっていきます。

ここが見どころ

押しがけの反復

壊れた車を全員で押して乗り込む動作が、何度も繰り返されます。この家族が唯一きちんと協力できる作業がそれという描き方が効いています。

クラクションが鳴りやまない

小さな笑いを積み重ねる脚本の手つきが丁寧です。

最後の舞台

コンテスト本選でオリーヴが踊る場面。ここで家族が何を選ぶかが、この映画の答えです。

この映画について:壊れかけたワゴン車に、壊れかけた家族が全員乗る。

「勝者と敗者」という価値観を全編で疑い続け、最後に全員でそれを蹴り飛ばします。父親が説いていた成功哲学が、いちばん綺麗に否定される構成が良い。

低予算の独立系作品ですが、脚本の精度で押し切っています。アラン・アーキンとアビゲイル・ブレスリンの関係が特に良い。

難点は、家族それぞれの問題が最終的にきちんと解決するわけではないことです。そこを物足りなく感じる人はいるでしょう。

この作品の良さ

  • 脚本の精度
  • 小さな笑いの積み重ね
  • 価値観をひっくり返すラスト

当サイトの評価

4.3/5.0

壊れかけたワゴン車に、壊れかけた家族が全員乗る。

項目別の採点(5点満点)
項目点数
脚本4.5
映像美3.9
音楽4.3
演技4.6
余韻4.4

世間ではどう評価されているか

アカデミー賞
2部門 脚本賞・助演男優賞
IMDb
7.8 /10
製作
独立系 低予算作品

第79回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞(アラン・アーキン)を受賞しました。

サンダンス映画祭で注目され、配給権が高額で取引されたことでも話題になりました。

こんな人におすすめ

  • 笑える家族ものを探している人
  • 独立系作品が好きな人
  • ロードムービーが好きな人

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